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年々増加する食物アレルギー、皮膚トラブルとの関係は?

12/3(火) 16:05配信

たまひよONLINE

「皮膚トラブルがあると食物アレルギーになりやすい」という研究結果があることを知っていますか? 4回にわたり、赤ちゃんの「秋冬のスキンケアとアレルギー」との関係について特集する2回目。子どものアレルギーに詳しい、国立病院機構相模原病院の佐藤さくら先生に皮膚トラブルと食物アレルギーとの関係について聞きました。

年々増加する食物アレルギー

東京都の「アレルギー疾患に関する3歳児全都調査」によると、平成11年度から26年度まで5年おきにアレルギー疾患のり患状況を調査したところ、児童全体の約4割が何らかのアレルギー疾患を持っていることがわかりました。中でも食物アレルギーは、平成11年には全体の7.1%だったのが平成26年には16.5%と、少しずつ増加し続けている結果となりました。

そもそも、アレルギーとはどんな病気なの?

アレルギーとは、卵や牛乳などのタンパク質、花粉、ダニ、ほこり、動物の毛など特定の物質(アレルゲン)に体の免疫が過剰に反応する病気のことです。過剰な反応として、せき、くしゃみ、鼻水、発疹(ほっしん)、皮膚のかゆみなどが起こります。
乳幼児に多いアレルギーは食物アレルギーとアトピー性皮膚炎です。
食物アレルギーは、食物が原因で起こるアレルギー症状。唇や舌、のどの腫(は)れ、じんましん、下痢、嘔吐(おうと)、鼻炎、せき、呼吸がゼーゼーするなど、症状や程度はさまざまです。
一方のアトピー性皮膚炎は、慢性的にかゆみの強い湿疹(しっしん)を繰り返す病気。湿疹は頭から脚のどこにでも出ることがあり、左右対称に繰り返して出ることが多いのが特徴です。
この2つの病気は、赤ちゃんでは同時に起こりやすいのが特徴です。つまり食物アレルギーのある赤ちゃんはアトピー性皮膚炎であることが多いのです。

皮膚トラブルが食物アレルギーの一因だった!

これまでも、食物アレルギーのある子はアトピー性皮膚炎を発症している子が多いことはわかっていました。とくに乳児では、食物アレルギーがアトピー性皮膚炎の原因のひとつと考えられています。
また、最近の研究結果では、アトピー性皮膚炎や乳児湿疹などの皮膚トラブルにかかっていると食物アレルギーになりやすい、ということがわかってきました。アトピー性皮膚炎のある食物アレルギーの治療も、スキンケア指導からスタートすることが一般的になっています。
口から入る食材にアレルギーを起こすのが食物アレルギーなのに、どうして皮膚が関係するのでしょうか? 

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最終更新:12/3(火) 16:05
たまひよONLINE

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