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東久留米殺人事件 刃物で30回以上……なぜ次男は継父をめった刺しにしたのか

12/3(火) 12:15配信

文春オンライン

「早い段階から“近しい人物”による犯行とみて、防犯カメラの分析などを続けてきた」(捜査関係者)

【写真】三ツ本寛己容疑者の母が購入したという犯行現場の家

 今年11月8日、東京都東久留米市の一軒家で、会社員の二岡一浩さん(55)が惨殺された事件。その1カ月後、逮捕されたのは、“身内”である三ツ本寛己容疑者(28)だった。

自らの犯行を第一発見者として110番通報

 寛己は、二岡さんと長年の内縁関係にある50代女性の次男。現場となったのは、寛己の母が約5年前にローンを組んで購入した新築の戸建てで、寛己の母と妹、二岡さんの3人が暮らしていた。

「発生時、母と妹は11月2日から9日までの日程でイタリア旅行に出かけていて留守でした。母が二岡さんの職場から『出勤して来ない』と連絡を受け、近くに住んでいた次男の寛己に様子を見に行ってもらい、事件は発覚しています」(社会部記者)

 現場は東西に平行する西武新宿線と同池袋線の中間地点に位置し、新旧の戸建てが混在する住宅密集地。寛己が一人暮らしをする東久留米市内のアパートからは直線で2キロ強の距離だった。自らの犯行を第一発見者として110番通報した寛己は、実家の惨状を前に、激しく動揺した素振りを見せていたという。

「慣れた強盗犯だとすれば、やり方が雑過ぎる」

 だが、事件には当初から不可解な点がいくつも存在していた。

「家の中は、台所と風呂以外の部屋がほとんど荒らされていたため、金品目的の侵入と見立てて『強盗殺人事件』の特別捜査本部が設置されたが、被害者の財布は残されたまま。また、他の家族が旅行中で、被害者が一人でいる期間を狙い撃ちにされている。家の内情に通じている者が、物取りに偽装して凶行に及んだ疑いがあった」(前出・捜査関係者)

 そして、侵入経路と目された1階の掃き出し窓と周囲の不自然な痕跡。

「窓のガラスに熱を加えて破る“焼き切り”と呼ばれる手口を使って外から開錠した形跡があったが、割られた大きさは、幅20センチから30センチ。慣れた強盗犯だとすれば、やり方が雑過ぎる」(同前)

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最終更新:12/3(火) 17:42
文春オンライン

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