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「つらい時も助けてくれない」冷たい夫が生まれてしまうワケ

12/3(火) 14:30配信

webマガジン mi-mollet

 夫たちが理解できない“妻の理不尽な行動のワケ”を記した著書『妻のトリセツ』が40万部超のベストセラーに。また待望の続刊『夫のトリセツ』も大反響を呼んでいる脳科学コメンテーターの黒川伊保子さん。冷たい夫の行動に不信感を抱き、離婚を考えている女性に対して、「早まらないで」とアドバイスをしています!

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 ecoさんからの質問

Q. 本当に困ったときに助けてくれない夫。離婚を考えています。

現在、結婚2年目です。夫は普段は優しいのですが、いざ私が、仕事を変えざるを得ないような大病にかかった際に経済的に支えてくれなかったり、私が本当に悩んでいる際に適当にあしらったり、大事なときに助けてくれません。夫が甘えたい時、都合のいい時だけ夫婦で、肝心な時に力になってくれず、離婚を考えています。アドバイスをいただければとても嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。(27歳)


黒川伊保子さんの回答

A. 事の深刻さをきちんと伝えていますか? 夫は単に気づいていないだけだと思います。

「仕事を変えざるを得ないような」と書かれているということは、結果的にecoさんは仕事を続けられたということですよね? ならばecoさんの夫は、ecoさんが経済的に困窮していると思っていなかったのではないでしょうか。質問を拝見して、私の夫も、同じことをやりかねないと思いました。我が家は、夫がマンションのローンを払っていたので、代わりに生活費はほぼ私が出していたのですね。ですから、私の会社があまり上手くいっていなかった時も、夫はそのことに全く気がついていませんでした。それで最終的に、私がハッキリとSOSを出したのです。

ecoさんは、夫に事の重大さをハッキリと伝えられたのでしょうか? 「私の貯金は◯円しかありません」、「今の収入は前の3分の1になりました」、「手術のためのお金がないんです、助けてくれない?」などと。自分から言わなくても、夫から言ってくれるものだと思っていたのではないでしょうか? そうだとしたら、いきなり離婚を考えるのは、ちょっと早急かもしれません。これは男性だから女性だからという問題ではなく、お互いに自分の財布を持っているなら、誰しも気づけない可能性はあると思います。

 もちろん、きちんと伝えた結果、夫が「お前の手術代なんて出せないよ」と言ったのでしたら、離婚を考えてもいいと思いますが……。
自分からSOSを出すのは悔しい、という気持ちもあるかもしれません。でも夫というのは、そうやって頼っていい存在なのですよ。私のように結婚36年目になりますと、頼れば夫は絶対に助けてくれる、という自信があります。愛があるから、とはまた別の、人間としての信頼です。ですが結婚2年ですと、伝えなくても察してくれることを愛だと思ってしまうのでしょうね。でもそこは、ハッキリ言わないと無理です。そして、言えばきっと助けてくれるはずです。

 「本当に悩んでいるとき適当にあしらう」というのも、男女の感覚の違いです。女性は「“大変だったね”と共感しながら悩みを聞くこと」が、親身に話を聞くことだと思うものですが、男は「解決策をあげる」のが、親身に話を聞くことだと思っています。このため、「こうすれば?」「そんなの気にしなきゃいい」などと、細かい解決策を差し込んできます。これが、女性には、適当にあしらっていると感じられがち。こんなことで男を捨てていたら、永遠に捨て続けないとならなくなりますよ。男性には「ただ共感して。大変だったね、って話を聞いて」と甘えて、教えてあげて。

夫は、ecoさんの深刻さが分かっていないのだと思います。だから、もっと伝えましょうよ。せっかく辛さを伝えられる存在を手に入れたのですから。離婚を考える前に、一回自分をさらけ出してください。「経済的に困窮して、精神的にも落ち込んで、アナタの助けが必要だったの!」と。きっと、夫はすごくビックリすると思いますよ。大丈夫、伝えさえすれば必ず仲のいい夫婦になれます!

PROFILE黒川伊保子1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテーター、感性アナリスト。奈良女子大学理学部物理学科卒業後、コンピューターメーカーでAI(人工知能)の開発に携わる。1991年に、世界初と言われた日本語対話女性型AIを開発。また世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発。近著に、40万部超のベストセラーとなった『妻のトリセツ』、その続刊の『夫のトリセツ』(講談社α新書)も好評発売中。 この人の回答一覧を見る山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る 取材・文/山本奈緒子 

黒川 伊保子

最終更新:12/3(火) 14:30
webマガジン mi-mollet

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