ここから本文です

子を「稼げる大人」にしたい…親の話し方が将来の年収を左右?

12/3(火) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

貧富の差がますます激しくなる日本。子どもが将来稼げる人になって欲しい、というのは、親にとって切なる願いともいえます。しかし、わが子が豊かな生活を送るためには、闇雲に「お金を稼ぐこと」を説くだけではいけません。本連載では、公認会計士林總事務所代表・林總氏の著書『年収1000万円 「稼げる子」の育て方』(文響社)より一部を抜粋し、令和時代を生きぬく子どもの育て方を解説します。

「お金を追いかけ始めたらおしまい」と心得よ

コンサルティングという仕事柄、お会いする経営者の方々は、深刻度に濃淡はあるものの、何かしらお金の問題を抱えています。

ある社長さんは、「お金を追いかけ始めたらおしまい」と、どんなに苦しくても研究開発費だけは削らずに維持し続けました。もちろん、目先のお金のことだけ考えればすぐに利益を生まない開発費を削ったほうが、数字上業績は上向きます。しかし、こうした場当たり的な対応では、遠くない将来、競争力が衰えることは目に見えています。

お金を追うな、価値を追え

これは稼ぎ続けるための鉄則です。

一方で、お金だけ追って価値を追わない経営者もたくさん見てきました。創業当時は価値を追いかけていても、苦しくなるととたんにお金を追い始めるのが経営者というものです。お金を追い始めると、顔が変わります。本当に醜く下品になってしまうのです。

この話をするとき思い浮かぶのが、以前親しくしていたある経営者のことです。彼とはよく一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりしていました。気のいい人で、金まわりがいいときはとても羽振りがよく人気者でした。

しかし、次第に商売がうまくいかなくなると、金策のためにお金を追いかけ始めました。すると、それにつれて、食事をする店のレベルが、どんどん低下していきました。値段が高い店から安い店になった、ということではなく、お店の客の人相が悪くなっていったのです。

「どでかいことをやってやろう」これが彼の口癖でした。事業を立て直すのではなく、〝どでかいこと〞、つまり短期的にお金が儲かりそうなことに取り憑かれてしまったのです。そうなるともうおしまいです。残念なことに、その人とは音信が途絶えてしまいました。

どんなに苦しいときも、お金や地位ではなく、価値を追う。その大切さを子どもに伝えていくことが「稼げる大人」にするために、とても重要なのです。

1/2ページ

最終更新:12/3(火) 8:00
幻冬舎ゴールドオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事