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シブコは最後までよく笑っていた。激動のプロ1年目、来季の課題は?

12/3(火) 20:01配信

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 ポケモンを全クリして、あまおうをめっちゃ食べたくて、濃いぃラーメンも食べたくて、家の周りを車でうろちょろして、クリスマスには親知らずを抜く。あ、そして来年はまず東京オリンピックのことしか考えられない。

【秘蔵写真】シブコのレアな女子高生時代に強く美しかった宮里藍&イ・ボミら美女ゴルファー、若きウッズ、松山、石川遼に青木・中嶋・尾崎のオーラ。

 そんなゴルファーっている? いた。

 渋野日向子だ。

 宮崎カントリークラブで行われた国内女子ツアー最終戦、LPGAリコーカップの最終日。8月に全英女子オープンを制して一躍時の人となった渋野の1年の締めくくりのラウンドでもあった。

 結果は3バーディー、1ボギーの70で回り、トップと4打差の2位タイ。賞金ランク1位の鈴木愛には約750万円及ばず、逆転女王は叶わなかった。それでもツアー1年目のルーキーが最終日のバックナインまでその可能性を残し、優勝争いの、そして賞金女王争いの興味をつないだ。望外の結果だろう。

優勝が潰えた18番でも笑っていた。

 激動の1年を終えて少しぐらいは感傷的になってもよさそうなラウンドの後、かいつまんで言うと冒頭にあるような、そんなようなことを渋野は記者会見で言った。

 そんな人いますか? 

 首位のペ・ソンウ(韓国)との差が開き、優勝の可能性がほぼ潰えていた最終18番パー4。渋野は彼女らしくよく笑った。このホールはまるで渋野の今シーズンになぞらえることもできるようなプレーだった。

最高の前半戦、転がり込んだメジャー。

 第1打。ドライバーでのティーショットは「今日イチだった」という会心の当たりでフェアウェーを捉えた。

 5月には国内メジャーのワールドレディス・サロンパスカップでツアー初優勝を飾った。初優勝後には一時的な落ち込みを経験したが、7月には資生堂アネッサ・レディスですぐさま2勝目。ルーキーとは思えない最高のシーズン前半戦を過ごした。

 第2打。残り172ヤードを5番アイアンで狙い、ピン手前2.5mのバーディーチャンスにつけた。打った瞬間、渋野は普段と違う感じで笑っていた。

 「はい、ダフりました(笑)。ダフって乗せるところとか、本当に私を象徴しているなと思う球だった」

 前半戦の活躍で全英女子オープンの出場権が転がり込み、初めての海外ツアーがメジャーの舞台となった。そこで思いがけず、42年ぶりの日本人メジャー優勝を成し遂げてしまった。しびれる場面で駄菓子を頬張る豪気な姿も話題になり、まるで魔法にかけられたように周りの世界が一夜にして変わった。

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最終更新:12/4(水) 12:56
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