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留学生も小学生も「声優になりたい!」時代

2019/12/4(水) 12:07配信

nippon.com

「日本でアニメの声優になりたい」。そう考える外国人が通う、アニメーションスクールの養成コースがある。彼らはそこで何をどのように学んでいるのか。東京都内をはじめ、地方にも校舎を持つ代々木アニメーション学院で14年間、声優を目指す若者を教え、留学生のコースも担当している講師の武田真一さんに話を聞いた。

留学生が声優コースで学ぶ理由

武田さんが教える留学生のための声優コースの授業では、15人ほどが学んでいる。日本の大学に通う学生がほとんどで、週に一度、期間半年のこのコースに通っている。学費は入学金を含めて15万円。授業はすべて日本語で行われる。出身国は中国が最も多いという。ほかには台湾、香港などアジアの国・地域で、オーストラリア人の生徒も1人いる。カリキュラムには腹式呼吸、キャラクター演技、基礎技術レッスン、アフレコ台本の見方、マイクワーク、アニメアフレコなどが含まれる。

生徒たちはみな、日本のアニメが大好きだったことが、ここに通うきっかけとなっているという。

「子どもの頃から日本のアニメを母国語の吹き替えで親しんでいて、それを日本語で見てみたいと独学で勉強を始める。すると、吹き替えではわからなかった日本の文化に触れ、『日本語をもっと知りたくなった』と多くの生徒が言います」(武田さん)

この日は3人の登場人物がいる短い台本を使って、「演技実習」の授業が行われていた。半年コースの最後の授業を前にした、仕上げの段階だ。台本の内容は、「彼女とけんかした男性が、その彼女が働く宝石店に指輪を買いに来る」というもの。彼と彼女、宝石店の店員の計3人を、生徒たちが台本を見ながら演じ、武田氏が発音や感情表現についてその都度アドバイスをしていく。

「台本は日本人の授業で使うのとまったく同じものです。アニメの声優になるには、感情を出すために演技の訓練が必要です。僕ももともと役者で、今もときどき舞台に立っています。ここでは役者や声優が講師となって、必要な技術を教えています」

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最終更新:2019/12/4(水) 12:07
nippon.com

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