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元夫も子どもも発達障害、ゴキブリ部屋から脱出した「ADHDのハウスキーパー」

2019/12/4(水) 16:30配信

週刊女性PRIME

 現在100人に3~7人は発達障害の一種であるADHD(注意欠如・多動性障害)だと言われている。診断を受けていない、受けても確定診断がおりなかった「うやむや」な層をふくめると世の中にはかなり多くのADHD傾向の人が存在することになる。東京都の主婦でこのほど、『「ADHD」の整理収納アドバイザーが自分の体験をふまえて教える!「片づけられない……」をあきらめない!』(主婦と生活社)を出版した、西原三葉さんもそのひとりだ。

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「カサンドラ症候群」に苦しむ

「学生のころから、忘れ物やケアレスミスが多かったのですが、社会人になると、計算が合わなかったり、人の名前が覚えられないなどミスを連発。自分を責めるあまり、うつになり入社1年で退職し、そのころ付き合っていた彼と結婚。彼は定職につかないアルバイトだったのですが、結婚に逃げ込みたい一心で迷いはなかったのです」(以下、カッコは西原さん)

 その結婚相手はASD(自閉症スペクトラム)で、独特のこだわりがある人だった。

「定職につかないアルバイトで貯金ゼロ。自分の生活のリズムが狂うことを極端に嫌う人でした。私が高熱を出してフラフラになっても、朝5時ちょうどに朝食を出さないと不機嫌に。次々と3人の子どもが生まれたのですが、部屋が乱れていると激怒されて……」

 さらにわが子にも、自分と同じ発達障害の傾向がみられた。精神的に追い詰められていくなか、精神科で「ADHD」の診断を受ける。そして、『カサンドラ症候群』に陥っていることにも気づいた。

「カサンドラ症候群とは、主にパートナーや家族がASDであるために人間関係を築くことがむずかしく、不安や抑うつといった症状が出ること。正式な病名ではないので、精神科や心療内科にかかると、適応障害やパニック障害と診断されることも。物理的に距離をおくことで回復することがありますが、多くの人は自分が当事者であることに気づいていないことがほとんどのようです」

 西原さんは、結婚22年目で夫との関係に限界を感じて離婚。母子4人での暮らしをスタートさせた。

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最終更新:2019/12/4(水) 18:18
週刊女性PRIME

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