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【世界ハンド】おりひめJが初黒星、欧州勢の経験値に差 HCも脱帽「プロとセミプロの選手の差」

12/4(水) 9:13配信

THE ANSWER

2勝1敗で6チーム中3位、5日はリオ五輪金メダルのロシア戦

 日本開催初の女子ハンドボール世界選手権に出場している世界ランク13位の日本代表は3日、D組の1次リーグ第3戦(パークドーム熊本)で同19位のスウェーデンと対戦し、26-34で今大会初黒星を喫した。2勝1敗の勝ち点4で6チーム中3位。1次リーグ突破を目指し、5日に世界ランク2位のロシア、6日に同20位の中国と対戦する。

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 開幕3連勝はならなかった。開始から3連続得点でリードするなど上々の立ち上がり。しかし、徐々に差を詰められて迎えた6-5の前半13分だった。パスカットを許し、そのまま速攻を受けて同点。さらに全員攻撃で相手陣内に迫ったが、ゴールを決め切れず、相手ゴールキーパーがキャッチしたボールをそのまま無人の日本ゴールに投げ込んで逆転を許した。

 体格差に苦戦し、以降は一度もリードを奪えず完敗。「おりひめJAPAN」は前回17年大会で4位に入った欧州の雄・スウェーデンを倒せなかった。劣勢でも冷静なプレーとタイムアウトを有効に使う試合運びを見せられると、ミスも重なるなど点差を詰め切ることができず。1次リーグ突破へ足踏みした。

 試合後の会見では、日本のウルリック・キルケリー・ヘッドコーチ(HC)は「最初の10分はよかったし、準備もできている感覚を持って試合に入れた。ゲームプラン自体はよかった。試合の入りは期待していた通りの内容だった」と出だしを評価。一方で「その後の短い時間であれだけのミスを繰り返すと難しい。もちろん、その後の試合はスウェーデンが経験値と賢さで上回った。34失点というのがそれを物語っている」とミスを悔やんだ。

スウェーデンの賢さに翻弄「プロ選手とセミプロの選手の差」

 前回大会16位だった日本は、13大会連続19度目の出場。過去最高位は1965年の7位だ。30日の初戦では同29位のアルゼンチンに24-20、2日にはコンゴ(旧ザイール)に28-16で開幕2連勝。来年の東京五輪は開催国枠として44年ぶり2度目の出場となり、少しずつ地力をつけてきたが、同HCは「過去、これまでにないほど対戦国は日本のことを対策してきている」と実感した。さらにこう続けた。

「ここで見えてくるのは、フルタイムのプロ選手とハーフタイムのセミプロの選手の差だと思う。(日本は)プレーが遅すぎるところもあり、スウェーデンの賢い選手に改善を見出せないところがあった。相手の20番は素晴らしいセンターバック。ハンドボールブレーンが素晴らしい選手に対して難しさを感じた。このレベルの選手と対戦することは非常にまれなこと。結果的に34失点というのは多すぎた」

 97年に世界選手権を制し、04年まで五輪3連覇した強豪デンマーク出身のキルケリーHCは、16年に日本代表HCに就任。「この結果を受け入れて、次に準備しないといけない」。次戦は世界2位でリオ五輪金メダルの強豪ロシア。東京五輪を前に世界トップクラスに対してどれだけやれるのか。勝利を目指して戦い抜く。

【大会方式】
 1次リーグは24か国が4組に分かれ、総当たりで各組上位3チームが2次リーグに進出する。勝ち点は勝ち2、引き分け1、負け0。2次リーグは12チームが2組に分かれ、各組上位2チームが準決勝へ。2次リーグ進出を逃したチームは順位決定戦に回る。

THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada

最終更新:12/4(水) 9:13
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