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【NBA】“センター八村塁”を指揮官が評価 窮地のチームで求めるのは「想定外の想定」

2019/12/4(水) 14:39配信

THE ANSWER

故障者続出でポジション変更も自己最多4アシスト記録

 米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズの八村塁が3日(日本時間4日)の本拠地マジック戦に開幕19試合連続でスタメン出場。この日は自身初のセンターで先発し、15得点、6リバウンドとともに自己最多となる4アシストをマーク。チームは120-127で前回対戦で121-125で敗れた同地区の相手にまたも手痛い敗戦。3連敗となった。

【動画】初センターでこの存在感! 両手で味方を大きく呼び込み、炸裂させた一撃は…八村が決めた“豪快両手ダンク”の実際の瞬間

 チームのセンター3選手がそろって欠場する苦しい台所事情の中、センターを任された八村。序盤こそ波に乗れなかったものの、終わってみれば3試合連続となる15得点超え。体格で劣る苦しいマッチアップながら6リバウンドを獲得し、冷静な判断で味方選手を活かすプレーで自己最多となる4アシストを記録した。

 怪我人続出により、この日すでにウィザーズ傘下のキャピタルシティGo-Goの一員として試合に出場した、アドミラル・スコフィールドとジャスティン・ロビンソンのルーキー2人を招集したウィザーズ。普段スモールフォワードを務めることの多いトロイ・ブラウンJr.もセンターでプレーするなど、難しい采配を強いられたスコット・ブルックスHCは、試合後の会見で八村のプレーについて聞かれ「ファイティングスピリットを持っている」と闘争心を評価した。

「彼は闘い続けた。センターとしてはサイズで劣っても闘い続けるだろう。そして木曜日も、ワグナーが復帰しない限り、エンビードが相手なのでサイズでは劣るだろう」

ブルックスHCはこの経験から「想定外を想定すること」の重要性を指摘

 5日木曜日には、2度のオールスター出場経験を持つリーグ屈指のセンター、ジョエル・エンビードを擁する76ersと対戦するウィザーズ。アル・ホーフォードやベン・シモンズなどサイズのある選手が多いため、フィジカル勝負では苦戦すること間違いない。

 これからもチーム状況によってはセンターを務める時間が増える可能性のある。センターでのプレーから八村に何を学んでほしいかとの質問に対し、ブルックスHCは「想定外を想定すること」とし、現在のようにセンター全員が怪我で欠場するといった予測困難な事態にも対応できる柔軟性の大切さを指摘。そして、違ったタイプの選手を相手にする今日のような経験によって成長できるとも話した。

「彼はすでに20試合くらいプレーし、様々なタイプの選手を相手にディフェンスしなければいけないことを、ルイはもう理解したと思う。センターではパワフルな選手、『4番』ではリム周りでスコアできる選手や、3Pを決められる選手、ハイブリットな選手、カワイ(・レナード)のように比較的小さい選手など、いろいろだ。彼はそういった選手たちを相手にディフェンスしなければいけないが、長期的にみて、それが彼を素晴らしい選手にするんだ。そこから価値のある経験を得られるからね」

 ルーキーながら2試合連続で38分以上プレーし、様々な役割を任される八村。すでにチームに欠かせない選手であることは間違いない。

THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya

最終更新:2019/12/4(水) 17:19
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