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イングヴェイが、ヴァイが、ザックが! スーパーギタリスト大集結の「GENERATION AXE」ライブをレポート

2019/12/4(水) 18:53配信

ザテレビジョン

5人のスーパーギタリストが共演するユニット「GENERATION AXE」が、11月に2年ぶりとなる日本ツアーを開催。11月29に東京・豊洲PITにて開催されたライブの模様をレポートする。

【写真を見る】冒頭からスーパーギタリスト5人が居並ぶ圧巻の光景!

スティーヴ・ヴァイを中心に、イングヴェイ・マルムスティーン、ザック・ワイルド、ヌーノ・ベッテンコート、トーシン・アバシという、ハードロック/メタル界のスーパーギタリスト5人が一堂に介する「GENERATION AXE」。

超絶テクニックのみならず、圧倒的な音圧やパフォーマンスも彼らのライブの見どころ。開演前のステージ上には、もはや「壁」と化したギターアンプが堂々と並び、まるでタワーマンション群のようなその光景には否が応でも期待感が高まっていく。

そんな中、ライブは海外の大物ミュージシャンには珍しく定刻よりも5分前倒しでスタート。まずはメンバー5人全員が登場し、Focusの名曲「Hocus Pocus」を演奏。改めてこの5人がステージ上で並ぶ姿は圧巻で、観客のボルテージも一気に上昇していった。

■ Tosin Abasi

この公演は、最初と最後は全員でプレイするが、順番に数曲プレイしながら次のギタリストとコラボし、そのままバトンタッチして行くリレー形式となっている。

5人の中でトップバッターを務めたのはトーシン・アバシ。テクニカルでプログレッシブロック調でもある自身のプロジェクト・Animals As Leadersの楽曲を、おなじみの8弦ギターでヘビーかつタイトなリズムと共に3曲披露する。

人柄を感じられる日本語でのほほ笑ましいMCを展開した後、「Physical Education」ではヌーノ・ベッテンコートが登場。ユニゾンで展開される特徴的なリフを轟かせ、大きな歓声が沸き起こった。

■ Nuno Bettencourt

続くヌーノのステージは、いきなりのExtreme「Get the Funk Out」で幕開け。ファンキーなベースラインから独特なグルーヴ感で、早くもセクシーなヌーノワールドが全開に。音のタメやリズムプレー、スリリングなソロといったギターだけでなく、彼の歌にも観客は一気に魅了されていく。

MCでは何度も日本への感謝を伝え、アコースティックギターに持ち替え披露した「Midnight Express」では、凄まじい手数ながらも粒立ちの良いピッキングで観客を驚愕させた。

再びExtremeの代表曲メドレーでヌーノが一際盛り上がりを見せたところで、ついにザック・ワイルドが登場。「Sideways」でコラボし、ヌーノはそのままザックへバトンをつないだ。

■ Zakk Wylde

3人目に登場したザック・ワイルドは、ブルースやカントリーからの影響も感じさせるプレーを展開。そんな中、Jimi Hendrix「Purple Haze」の冒頭を弾き始めたかと思えば、ザックは途端に客席へ降りていく。

移動中もザックは決してプレイを止めることなく頭上でも弾きまくり、これが3度もフロアで繰り広げられるという驚きのパフォーマンスを展開。二階席がない会場ゆえ、客席はフロアに埋もれたザックを探しながら演奏に酔いしれた。

Gary Mooreの「Still Got the Blues」では、再び登場したヌーノと素晴らしい「泣き」のハモりを見せ、さらにはそこに客席フロア後方からスティーヴ・ヴァイまで合流。この3人のトリプルギターによる演奏には、観客も万感の面持ちだった。

■ Steve Vai

そして、本公演の主催者であるヴァイのステージへ。おなじみのLEDで光るギターのインパクトもさることながら、この人のライブではお約束となっている「演奏中の扇風機による送風」には観客も思わずニンマリ。

一方で、奇声のように吠えるアーミング、遊び心と芸術性を備えた技巧的かつ妖艶なステージは、まさにエンターテイナーといったところ。名曲「For the Love of God」が聴けたことに歓喜したリスナーも多かったのではないか。

オーガナイザーでありながら演奏自体は3曲のみと、かなり控えめに徹したヴァイ。この時点ではイングヴェイとのコラボも無いまま、いよいよ“王者”のステージが幕を開けた。

■ Yngwie Malmsteen~Ending

満を持して始まったイングヴェイのステージは、当然のようにこの日一番の爆音に。おなじみのギター回しや、歯で弾いたりギターを宙に放り投げたりといったパフォーマンスを見せながらも、軽快にギターを操っていく。

彼の最大の魅力であるチョーキング、ビブラートは絶品。右腕に着けたロレックスで音の長さを確認するのも、ディレイでの見せ場もピックキックも「お約束」だが、その一挙手一投足に観客は堪らないとばかりに大歓声で応えてみせる。

バンドメンバーがステージを下り、イングヴェイのみで演奏された場面もあり、エレガットギターを手に披露した「Black Star」ではついにヴァイと共演。この曲のギターソロは公演のハイライトとなった。

フィナーレには、Queenの「Bohemian Rhapsody」とDeep Purple「BURN」の2曲を五重奏の素晴らしいアンサンブルで演奏し大団円。本来はもう1曲演奏を予定していたそうだが、それはまた次回の楽しみとしておこう。

(ザテレビジョン)

最終更新:2019/12/4(水) 18:53
ザテレビジョン

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