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「外国人のホームステイ」で失敗する家庭の特徴

12/4(水) 6:20配信

東洋経済オンライン

 近頃の日本では、外国人が観光していたり、働いていたりといった光景は珍しくはなくなりました。JTB総研の予測では2019年の訪日旅行者数は3350万人(前年比7.4%増)で、2014年は1341万人(日本政府観光局調査)ですから、5年間で倍以上に伸びているということになります。来年は東京オリンピックも開催され、来日者はさらに増加することでしょう。

 来日者の中には日本の生活を体験してみたいと思う人が多くいます。日本で学んでいる学生の多くも、短期にしろ長期にしろ、日本の家庭に滞在するホームステイを通じて、日本の生活も経験したいと考えています。

 こうした中、来日者を自宅に受け入れるプログラムを勧める機関や、学校での交換留学生制度での受け入れなど、外国人を受け入れる機会も増えています。日本のわが家で外国人を受け入れると、親や子どもだけが海外に行くのとはまた違う体験ができます。ただし、やみくもに受け入れればいいというわけではありません。双方が満足できるホームステイにするにはどうすればいいのでしょうか。失敗例から考えてみましょう。

■母親が1人で奮闘

 ニュージーランドからの男子高校生を受け入れた、ある家族の話です。家族はそれぞれが忙しく、仲が悪いわけではないのですが、普段から家での会話もないような状況でした。平日は、父親は仕事で夜遅く帰宅。高校生の息子も部活動で帰りが遅く、帰ってきても疲れていて、同世代の彼ともまともに話すことはできません。

 反抗期の中学生の娘は、彼には興味があり少しは話すものの、ほかの家族が加わると部屋に行ってしまう始末。この家族は受け入れ中も普段の生活を変えなかったために、結局は母親が留学生の世話や相手をすることになりました。

 ただでさえ、母親は家事全般を担って忙しいのですが、来日者にいい思い出を作ってあげたいという思いから、1人で頑張った母親。受け入れが終わると、すっかり疲れて寝込んでしまったとのことです。実はこれはよくあることで、受け入れには家族全員の協力が必要です。

 日本人を招くのとは違って、言葉も違い、生活文化の異なる人を家庭に受け入れると、最初は少々手間がかかります。食事や入浴など一つひとつに説明が必要ですし、日本人が当然だと思っていても来日者には思ってもいなかった、という場合も多くあります。

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最終更新:12/4(水) 6:20
東洋経済オンライン

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