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「外国人のホームステイ」で失敗する家庭の特徴

2019/12/4(水) 6:20配信

東洋経済オンライン

 存分におもてなしをしたと思っていたその家族は、最後に「何がいちばん楽しかった?」と彼女に尋ねてみると、「ご主人と早朝に町をウォーキングしたことと、奥さんと一緒に料理をしたこと」と答えたそうです。特別なおもてなしより、家族で過ごす日常の生活こそが彼女の心にいちばん残ったのでした。日常の生活体験こそが、ホームステイの醍醐味なのではないでしょうか。

 言葉や文化、生活習慣が違う外国人を受け入れることは決して簡単なことではありませんが、一方で受け入れることによるメリットも少なくありません。1つは、英語やそのほかの言語でコミュニケーションをする絶好のチャンスとなることです。関東に在住の、小学5年生の娘と小学2年生の息子のいる家庭での話です。

 娘は、学校や英語教室で習った英語を使って家にやって来るアメリカ人女子大生と話すことを楽しみにしていました。けれどもアメリカ人が実際に話す英語は、学校で習ったあいさつと違ったり、発音が違ったり、早くて聞き取れなかったり。

 それでも彼女はめげずに、「もう1回言って!」とお願いして、留学生の英語を聞きなおしました。その結果、彼女は「How are you? のあとは、I’m fine thank youだけじゃないんだね」「Thank youってよく言うよね」「おいしいは、I like itって言うんだね」などと、多くの英語を学びました。

■言葉以外でもコミュニケーションはできる

 彼女はネイティブスピーカーと個人的な会話をするのは初めてでしたが、やさしいアメリカ人のお姉さんが何を言っているのか知りたい、伝えたいという気持ちが強く、結果として多くの英語を吸収しました。普段自分が生活する環境ですから、相手に多くのことを教える立場にあった分、英語を話したり、聞いたりがしやすかったのです。たとえ単語がわからなくても状況から判断してその英語を理解することも多く、ときどき「何々って言ってるよ」と両親に教えることもありました。

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最終更新:2019/12/4(水) 6:20
東洋経済オンライン

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