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アメリカ西海岸を席巻する「激安スーパー」の凄み

2019/12/4(水) 5:20配信

東洋経済オンライン

『米国会社四季報』には、読者の方々から「アメリカの有名でない会社を初めて知ることができてよかった」といった声をいただく。そこで、本記事では日本であまり知られていないニッチな会社でも、増収増益を続けるアメリカの会社を分析する。

【グラフ】グローサリー・アウトレットの業績は右肩上がり

 社名はグローサリー・アウトレット。1946年創業の老舗で、日用品・食品など幅広く取り扱うスーパーマーケットだ。サンフランシスコで、軍の余剰在庫を値引き販売したのが出発点だ。西海岸を中心に約300店を運営する。そして、このご時世にEコマース(ネット通販)をやっていない。アマゾンがEコマースやデータを武器に席巻する小売業界のなかで、顧客は何を求めて「古い」スーパーに足を運ぶのだろうか。

■日本のドンキのような激安スーパー

 グローサリー・アウトレットの主力はアウトレット商品だ。有名なナショナルブランドを40~70%の大幅値引きで売る。投資家向け資料の冒頭には、「ようこそ、至福のバーゲンの世界へ」という見出しのまわりを、きれいな蝶々が群れをなして羽ばたいている。

 ホームページには、顧客が年間にいくら節約したかという数字が誇らしげに表示される。つまり、武器はお手頃な値段の商品と得した気分にさせる顧客体験だ。

 この点では、激安の目玉商品で集客し、あふれんばかりの商品を雑然とディスプレイし、宝探しのようなわくわく感を体験させる日本のディスカウントストア、ドン・キホーテとも共通する。

 家族経営で発展してきたが、2014年にH&Fプライベートファンドが出資。2019年6月に上場した。2018年度の売上高は22億9000万ドルで純利益は1590万ドル。店舗はフランチャイズ形式で拡大してきた。

 創業以来、一貫してニッチなマーケットを深耕する道を選び進んだ。背景にはアメリカならではの直接取引の商慣習がある。商品の供給者は過剰在庫を抱えることや、安売りするというブランドイメージが壊すリスクを軽減したい。そこでグローサリー・アウトレットが有名食品メーカーや日用品メーカーのサプライヤーから過剰在庫を割引価格で仕入れ、店頭で激安価格で販売する。

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最終更新:2019/12/4(水) 5:20
東洋経済オンライン

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