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期待のヤクルト新人トリオが猛練習。 凡事徹底と個性を磨き激アピール

2019/12/4(水) 6:40配信

webスポルティーバ

「このキャンプでは、自分の底上げをテーマにしています。打撃、守備、走塁と全部の技術を高めたい。自分の核となる『これ』というものをつかめれば、調子が悪い時でも対応できるんじゃないかと思っているんです。打撃については、直したいポイントがあって、そのことで体の使い方もすべて変わってくるので、いろいろと考えながら取り組んでいます」

 シーズン中、宮本慎也ヘッドコーチが中山についてこう語っていた。

「もしかしたら、中山が若い選手のなかで一番伸びるんじゃないかと思うんです。彼は(野球を)知らないことを自覚している。だから、人の話を素直に聞くことができる」

 そのことを中山に伝えると、「バカなだけです(笑)」と言って、こう続けた。

「自分はアドバイスのすべてが正解と思っていますし、そのなかで自分に合うものを見つけられたらと思ってやっているだけです。なによりも、指導者の方が言ってくださったことが、自分でも『足りない』と感じていたことと一致していたんです。だから、『やっぱりそうだったんだ』と素直に受け入れやすい部分もありました」

 3人はシーズン終了後、休む間もなくフェニックスリーグ、松山キャンプに突入し、朝から日が暮れるまで練習に励み、思う存分、体を動かしていた。

「フェニックス、松山と続き、プロはこんなに練習するんだって思ったんですけど、やれるだけやりたいし、まだまだできます。一度きりの人生ですからね。オフの期間は(母校の)大学で練習をする計画も立てています」(中山)

「いま取り組んでいることをウインターリーグ(台湾)で試すことができるのでラッキーですよね。来年、バッティングでどんな成績を出せるのか楽しみですし、守備や走塁も実戦で試せます。それを来年1月の自主トレにつなげられたら、また成長できるんじゃないかと思っています」(吉田)

濱田は、"特打"のあと"特打撃ティー"のメニューを追加してもスイングの力は衰えず、高卒1年目ということを考えれば、体のつよさ、タフさに驚かされた。

「連続ティーやロングティーはきついですけど、『もう無理』ということはないです。やっぱりバッティングは楽しいですし、まだまだいけます(笑)」(濱田)

 松山キャンプは、チーム全体練習が終わるのは午後5時を過ぎた頃で、その後、各選手が個々の課題を持って"自主練習"に励む。吉田は言う。

「来年は、絶対にチームのピースのひとつにならないといけない。チームの駒として機能するには何をすればいいのか。大前提はチームの作戦を必ず実行すること。1点を取るためのバッティングや走塁をする。大事なのはそこから先だと思っています。ほかの選手たちより抜きん出るためには、最低限のことをするなかで、自分の色を出していきたい。まずはサブ的な役割からだと思いますが、チャンスは絶対にくるので、確実にものにして、いずれはレギュラーになりたいです」

 濱田は先輩たちに質問しながら、連日のようにマシン相手のバント練習を続けた。ちなみに今シーズン、濱田が二軍で送りバントをしたのは1回だけだった。

「打撃だけで一軍で使ってもらえる実力は、自分にはまだありません。まずはバントからと思って練習しています。ほかにも、守備や走塁で打撃をカバーできれば、少しはチャンスがあるんじゃないかと思っています」

 そして中山は、これからの目標について、次のように語った。

「自分の打撃を生かすためにも、守備と走塁をしっかりしていきたい。ファインプレーをするとかではなく、取れるアウトは確実に取ることが大事だと思っています。打撃に関しては、ホームランと打率の両方を追い求めたいです。理想は3割、30本塁打で、今年一軍の試合数は少なかったのですが、与えられた場面で結果は出せたと思うので、手応えはあります」

 今シーズン、松元コーチは二軍打撃コーチとして、この3人と多くの時間を共にした。彼らの印象について、それぞれ聞いてみた。

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最終更新:2019/12/4(水) 6:40
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