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「ジュエリーは女性と共犯関係」 「ポメラート」のクリエイティブ・トップが語るジュエリーの誘惑

2019/12/4(水) 12:00配信

WWD JAPAN.com

イタリア発「ポメラート(POMELLATO)」のクリエイティブ・ディレクターであるヴィンチェンツォ・カスタルド(Vincenzo Castaldo)が来日した。来日の目的はポメラートブティック銀座店の視察とインスピレーションを得るため。プライベートも兼ねての来日で、東京・表参道や中目黒などでの散策も楽しんだようだ2002年にポメラートに参加し、長年「ポメラート」のクリエイションに関わってきたカスタルドに話を聞いた。

【画像】「ジュエリーは女性と共犯関係」 「ポメラート」のクリエイティブ・トップが語るジュエリーの誘惑

WWD:ファッション業界からジュエリー業界にキャリア転換を図ったのは?

ヴィンチェンツォ・カスタルド「ポメラート」クリエイティブ・ディレクター(以下、カスタルド):ある意味、運命的だったのかもしれない。「ポメラート」に出合い、ジュエリー業界に移るべきだとサインを感じた。17年間デザインを手掛けているが、今でもワクワクし、初日と変わらない情熱を持っている。

WWD:ファッションとジュエリーの関係についてどう思うか?

カスタルド:両方ともクリエイティビティーを表現する手段であることには違いはないが、ファッションの方が驚かせる要素が大きく、スピーディー。6カ月ごとにストーリーも変わる。ジュエリーの場合は伝統を踏襲しながら印象付けるクリエイションだ。また希少性が高く、寿命が長く引き継がれていくもの。

WWD:「ポメラート」はジュエリー業界にプレタポルテの概念をもたらしが、プレタポルテ・ジュエリーであるために必要な要素は?

カスタルド:日常使いできる着け心地のよさと、一生大切にしてもらえるようなデザイン。だから、伝統を守りながら新しい美しさを提案するために、既成概念を破るべき。女性と共犯関係が持てるジュエリーでなければならない。なぜなら、ジュエリーは誘惑する武器の一つだから。

WWD:クリエイションのインスピレーション源は?一番のこだわりは?

カスタルド:さまざまなものからインスピレーションを受ける。理論では説明できない。アート、デジタルデザインの色や動き、インダストリアルデザインのフォーム、インテリアなど。イタリア人デザイナーのジオ・ポンティ(Gio Ponti)は大好きだ。美術学校で全体のバランスなどをよく観察することが大切だと学んだ。例えば、この花びらの角度がどのように全体に調和をもたらしているかを、じっくり観察する。日本の生け花などは、おのずと洗練された調和が生まれる最たるものだと思う。観察することがデザインに役立っている。

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最終更新:2019/12/5(木) 10:32
WWD JAPAN.com

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