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タクシーの表示灯に「SOS」と出ていたら…SNSで話題のタクシー会社を直撃

2019/12/4(水) 8:54配信

週刊SPA!

 日々多くの客を乗せ、目の前を通り過ぎてゆくタクシー。しかし、普段は「空車」「迎車」と表示されている部分に「SOS」と書かれていたらあなたはどうするだろうか。12月2日、熊本タクシー株式会社(@kumamototaxi)の公式アカウントの投稿が大きな話題となった。

「SOS団が世界を大いに盛り上げておりますが、弊社のタクシーには緊急用のSOSサインが御座います。タクシーでこのマークを見つけた際は、ハレ晴レユカイな状況では御座いませんので、頭の片隅にでも覚えて頂ければ乗務員の命を守る事にもなりますので、防犯に御協力頂けると幸いです。#真面目な話」

 SOSは、一般的に助けを求めているサインだ。とはいえ、見たことがないという人がほとんどではないだろうか。いったい、運転手の身に何が起きているというのか。もしも見かけた場合、我々はどのように行動するべきなのだろうか。今回は、熊本タクシー株式会社のTwitter担当者、K.Iさんに話を聞いた。

SOSのサインは「ハレ晴レユカイな状況では御座いません」

 実際にこちらの投稿がされたのは2017年8月25日。K.Iさんによれば、ちょうどTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の主要な登場人物の声優陣が久しぶりに集合したというニュースが世間をにぎわせていた頃であり、「涼宮ハルヒの憂鬱」の登場人物が所属する団体の名称である「SOS団」、さらに、その主題歌の「ハレ晴レユカイ」とかけて周知を呼びかけたのだという。

 しかし、実際に道で「SOS」と表示されたタクシーを見かけたらどうすればいいのだろうか。

タクシー強盗や暴力事件が起きている可能性がある

 熊本タクシー株式会社のTwitter担当者K.Iさんによると、この投稿の写真は「出庫前のテストの様子を写真に収めたものになります」とのことで、実際に過去に運転手がこの「SOS」を発動したという記録はないとのこと。では、このサインを使うようになった経緯とは?

「以前はSOSが出るデジタル表示灯はなく、タクシーの天井灯が赤く点滅して、SOSを知らせていました。しかし、メーカー様がデジタル式表示灯に切り替えた際、SOSサインが新たに装備されました。天井灯が赤く点滅するよりも表示灯で文字が表示されたことにより、分かりやすくなりました」(K.Iさん、以下同)

 K.Iさんも乗務員時代、まだ天井灯が赤く点滅するシステムではあったが、実際に使用して警察の方に対応してもらったことがあるのだという。

 この「SOS」サインはどのような時に点灯されるのだろうか?

「主にタクシー強盗や暴力事件など、乗務員の身に危険が起きた時になります。誤作動の可能性もありますが、この表示は乗務員さんの身の危険を知らせるためのものです。もし見かけたら、警察に連絡していただくなど、ご協力いただけますと幸いです」

 ちなみに筆者は以前、都内で「SOS」ではなく「タスケテ」とカタカナで表示されているタクシーを見たことがある。当時は意味が分からず素通りしてしまったのだが……。

「恐らく表示灯を作るメーカーさんによって、表記内容が違うのではないかと思われます」

 とのことなので、今回話を聞いて激しく後悔した。その時も何か非常事態が起きてた可能性があったのだ。いずれにせよ、普段は「空車」「迎車」と表示されている部分に「SOS」など異常を知らせる表示が出ている場合には、落ち着いて、即座に警察への連絡をするようにしたい。<取材・文/松本果歩>

【松本果歩】
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA

日刊SPA!

最終更新:2019/12/4(水) 8:54
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