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「まずは運ゲーからの脱却を」カリスマトレーダーが語る“はじめの一歩”とは~田畑昇人「武器としてのFX」~

2019/12/4(水) 15:52配信

週刊SPA!

 トレーダーとしての初陣はおよそ10年前。寝食を忘れて没頭したFXで50万円の元手を1000万円まで増やした経験を基に、2015年に執筆した『東大院生が考えたスマートフォンFX』は10万部超えのベストセラーとなったカリスマトレーダーがいる。たばてぃんこと田畑昇人氏だ。前作から4年経ち、さらなる進化を遂げた氏のトレード術をまとめた新著がこの度、刊行された。題して『武器としてのFX』――出版を記念して、短期集中連載を開始する。

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 100人の個人投資家がいたら、「勝てているのは5人から10人程度」と言われるほど厳しいのが為替市場のリアル。

「FXで勝つのは、実はそう難しくはありません。ただ、“勝ち続けること”が本当に難しい」

 と田畑氏も語るが、その大きな要因のひとつにマーケットのランダム性がある。

「各種インジケーターを使うと“それっぽいエントリーポイント”が視覚化されるのでついポジションをとってしまいがちですが、市場が上に行くか下に行くかはコイントスのようなもの。この状態をランダムウォークと呼びます。特に最近ではアルゴリズムやHFT(ハイフリークエンシートレード=高頻度売買)勢の影響もあって、ランダム度は高まっている。たった数分間でレートが急変し、また元に戻るフラッシュクラッシュなんて予測のしようもありません。

 このような状態で丁半博打を続けていたら、それはただのギャンブルであり“運ゲー”。取引コストであるスプレット分をじりじりと削られていくのは自明だし、約上の遅延で大損失を被るリスクも負うことになる」

 では、運が支配するランダムウォークの世界から脱却するにはどうすればいいのか。氏の答えは、「ランダム性が弱まる時を狙って取引する」という方法。マーケットに明確な方向感を確認できたときのみトレードする、という発想だ。

 それには多角的な視点から判断を下す必要があるが、前著でも触れたのは「3大マーケットの時間」に着目したトレードだ。

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最終更新:2019/12/4(水) 15:52
週刊SPA!

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