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顎をリラックスさせて魅力的な声に!|よく響く落ち着いた声で話す方法

2019/12/5(木) 15:01配信

サライ.jp

文/藤原邦康


艶やかで若い声を保つためには喉のコンディションを整えることが大切です。私も以前は顎関節症だったため滑舌が悪く、背骨もゆがんでいたため呼吸も浅く、覇気のない自身の声にコンプレックスを持っていました。幸いアメリカ留学中に、カイロプラクティック治療によって背骨のバランスが整い活力を取り戻すことができました。帰国後は、スクール講師やセミナー講師を務めるようになって、発声や息のコントロールを自ずと意識するようになりました。現在でも決して張りのある声とは言えませんが、以前より声が通るようになったと実感しています。普段の施術において、うつ伏せでリラックスしてまどろむクライアントにも安心感を与える穏やかな声でコンディショニングなどの説明することを心がけています。

言葉遣いや会話の内容など純粋な言語情報は7%しか相手に伝わらない

心理学者のメラビアンによると、人とのコミュニケーションにおいては言葉遣いや会話の内容など純粋な言語情報は7%しか相手に伝わらないそうです。一方、声の調子などの聴覚情報は38%ほど好意や反感に影響します。好感を与えるためには、良い声で話すと良いことが分かります。ちなみに残り55%は視覚情報で、表情を豊かに話せば感情が伝わりやすくなり共感を得やすくなるというわけです。

さて、冬になると喉が乾燥して声が出にくくなりますね。風邪の予防のためにも喉のケアが大事です。ウィルス感染予防のためにも少量の水をこまめに飲み、喉を潤すようにしましょう。また起床後の歯磨きも喉の保護にとって実は重要です。喉の粘膜はタンパク質のバリアで覆われていますが、歯垢の細菌が発する酵素がこのバリアを壊してしまうからです。今、性能の良い加湿器もたくさんありますから上手に利用して喉の潤いを保つように心がけましょう。

ひと言で「喉」というと漠然としていますが、喉仏の後ろの空気の通り道である「喉頭(こうとう)」と、鼻から食道につながる「咽頭(いんとう)」の2部位に区分されます。

前者の「喉頭」は舌の付け根の骨である「舌骨(ぜっこつ)」から喉仏に位置する甲状軟骨や輪状軟骨まで。そこから下、喉頭から肺まで伸びる気管の長さは成人で15cm前後だといわれています。

ここで、音の道について管楽器と管長を比較してみましょう。例えば、トランペットは管の長さが130~140cmだそうです。トロンボーンは伸ばせば低い音、縮めれば高い音になります。管楽器の中でも短いピッコロでも30cmほどで、人間の喉は気管と咽頭を合わせても“楽器“としては短い部類といえるのではないでしょうか。
動物では、キリンの首は2mほどあり(滅多に聞けませんが)遠くまで伝わる低音で鳴くそうです。

人間に話を戻すと、バスケットボール選手など高身長の人は総じて低い声ですね。現在、NBAで活躍中の八村塁選手もよく響くバリトンヴォイスです。逆に、子供が大人に比べてか細く高い声である理由は気道や声帯が短いからだといわれています。(この他、声の高低には体格以外にも声門の下の共鳴のしかたなども影響します。)

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最終更新:2019/12/5(木) 15:01
サライ.jp

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