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来週の国内株式市場で「株価の変動率」に注意するワケ

2019/12/5(木) 7:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供する「市川レポート」を転載したものです。

●13日は先物とオプションの清算が重なるメジャーSQ、株価のボラティリティは来週一時的に上昇も。

●日経平均がSQ直前で23,500円を超えてくると、デルタヘッジや裁定買いなどで一段高の可能性。

●ただ23,000円割れなら、同様の理由で一段安の可能性、上下どちらかは日経平均の水準次第。

13日は先物とオプションの清算が重なるメジャーSQ、株価のボラティリティは来週一時的に上昇も

12月物の株価指数先物とオプションは、12月13日に特別清算指数(SQ)の算出を迎えます。今回は先物とオプションの清算が重なる「メジャーSQ」です。一般に、メジャーSQの週は、清算価格を巡る思惑的な売買が膨らみやすく、また先物やオプションの取引主体が、SQ直前の限られた時間で取引判断を迫られるため、株価の変動率(ボラティリティ)が一時的に大きく上昇することがあります。

そこで、まず日経225オプションの取引動向を確認します。12月物コールオプションの建玉(たてぎょく、未決済残高のこと)をみると、23,000円から24,000円まで、250円刻みの行使価格で、比較的大きく積み上がっていることが分かります(図表1)。そのため、例えばSQの前日や前々日あたりで、日経平均株価が23,500円を超えてくると、上昇ペースが一段と加速することも予想されます。

日経平均がSQ直前で23,500円を超えてくると、デルタヘッジや裁定買いなどで一段高の可能性

では、その仕組みを具体的に考えます。例えば、日経平均株価が23,500円を超えて上昇した場合、行使価格23,500円のコールオプションの買い手には利益が発生しますが、売り手には損失が発生します。この時、売り手はコールオプションを買い戻そうとしても、すでにコールオプションの価格は急騰しており、買い戻しは難しい状況です。そこで、売り手は別途、日経225先物を買い、「デルタヘッジ」を行います。

コールオプションの売り手は、日経平均株価の上昇で先物の買いポジションに評価益が発生すれば、コールオプションの売りポジションの評価損を補填できます。なお、コールオプションの売り手による先物買いで、先物が現物に対し一時的に割高になると、裁定業者(主に証券会社)が、先物を売って同時に現物を買う「裁定買い取引」を行うことがあります。この場合、現物である日経平均株価は、一段と上昇しやすくなります。

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最終更新:2019/12/5(木) 7:00
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