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テスラの新しい「ソーラールーフ」は、エネルギー事業を“復活”させられるか

2019/12/6(金) 12:31配信

WIRED.jp

テスラが、太陽光パネルと屋根用タイルが一体化された「Solar Roof(ソーラールーフ)」の最新モデルを発表した。施工の工程と時間を短縮することが可能になったという新しいソーラーパネルの投入によって、エネルギー企業としてのテスラは息を吹き返すことができるのか。

事業の活気を取り戻せるか?

太陽光パネルと屋根用タイルが一体化された「Solar Roof(ソーラールーフ)」の最新モデルの詳細を、このほどテスラが公表した。設置はすでに始まっており、これから増産が見込まれているという。

この発電可能な屋根材は第3世代であり、従来モデルと比べて低価格で、設置が容易でスピーディーになると、イーロン・マスクは公開のQ&Aセッションで語っている。これにより、数カ月後にはマスクが想定した通りに週に数千の住宅への導入が可能になるだろう。

「まるでステロイドを与えた昆布のように成長しますよ」と、マスクは言う。これまで自動車メーカーであると同時にエネルギー企業でもあろうとしているテスラの挑戦はつまづいていたが、実際に大きく成長すれば息を吹き返すことになるかもしれない。

伸び悩んできた販売

この製品は屋根に後付けのソーラーパネルを設置するのではなく、ソーラーパネルでありながら「屋根そのもの」でもある(ちなみにテスラは後付けタイプのソーラーパネルの設置サーヴィスも提供している)。光子を電気に変えるグラスタイルでできているのだ。

地上から見ると、くすんだスレートと見分けがつかないようにつくられている。これにより、ソーラーパネルならではの見た目と環境がトレードオフになるという懸念を和らげている。

ソーラールーフの最初の製品は2016年に発表されており、第2世代モデルの存在はこれまで明らかにされていなかった。最新モデルは25年保証つきで、風速が時速110マイル(秒速49m)の風や直径およそ2インチ(5cm)の雹にも耐えるという。

クリーンエネルギーの導入を加速させようとしているテスラにとって、ソーラールーフと家庭用バッテリー「Powerwall」(太陽光で発電した電力を送電網に送らず蓄電する大型バッテリー)が重要となる。実際にマスクも長年にわたって、そう繰り返し言い続けてきた。

しかし、ソーラールーフを投入してからの3年間、テスラは製品に課題を抱えてきた。出荷は遅れ、設置契約数は想定よりも伸び悩んだ。今回の発表時にマスクは、第2世代モデルの生産と設置のコストがあまりに高額だったことに触れ、テスラは「基本的に赤字にならないよう努力している」と語っている。

とりわけソーラールーフのタイルが雨樋に接する部分の施工は「職人技」で、多くの場合は現場での加工が必要になる。このため設置工事は複雑で時間を要するという。今年の第二四半期にテスラが設置したソーラーパネルは、わずか29メガワット相当だった。これは四半期ベースで過去最高だった200メガワットには遠く及ばない。

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最終更新:2019/12/6(金) 12:31
WIRED.jp

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