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【アメフト】今回の日本代表の意義と狙い  代表選考でCFLと同一トライアウト =山田晋三・協会強化育成委員に聞く

2019/12/6(金) 15:47配信

ベースボール・マガジン社WEB

アメリカンフットボール日本代表が来年(2020年)3月1日に、米テキサス州で、米国のプロフットボール育成リーグの「THE SPRING LEAGUE(ザ・スプリング・リーグ、TSL)」選抜チームと試合を行うことが決まった。2015年の世界選手権(米オハイオ州カントン)以来、4年8カ月ぶりの代表による試合となる。 今回の日本代表が、持つ意味は何か。日本アメリカンフットボール協会強化育成委員の山田晋三さん(IBMビッグブルーシニアマネージャー)に、今回の日本代表が持つ意義と狙いについて聞いた。【小座野容斉】

USAフットボールとTSLとは個別に会談、電話会議とメールで合意

 山田さんは前回の日本代表チームや、U19日本代表、大学日本代表で何度もシェフ・デ・ミッション(Chef De Mission=代表団長)を務めており、国際アメリカンフットボール連盟(International Federation of American Football=IFAF)との窓口役も担って来た。

山田さんによると、きっかけは2018年7月だった。メキシコシティで開催されたU19世界選手権で米国の競技統括団体「USAフットボール」代表のスコット・ハレンバック氏と、新たな枠組みでの連携について協議。日本としても国際大会(世界選手権など)の重要性は認識しつつも、北米との連携を強めていきたい考え方を共有した。

2018年末、2019年に開催される予定だった世界選手権オーストラリア大会の事実上の中止を受け、翌2019年1月電話会議でUSA フットボールと新たな枠組みでの代表戦について協議。日本代表の対戦相手として、NCAAカレッジのディビジョン1下位校、ディビジョン2校あるいはディビジョン3校まで様々なアイディアを検討し共有したという。そして、2020年1月のインターナショナルボウル時に試合を開催する方向で進めることで合意した。

一方で、2019年2月にTSLのブライアン・ウッズ最高経営責任者(CEO)と連絡が取れ、電話で会談した。TSLへの日本人参加促進のための対話がスタートしたという。

2019年4月に、日本側は、NCAA傘下のカレッジでは、適切な対戦チームが見つからない旨をUSAフットボールから連絡を受けた。この後、7月にかけて断続的に電話で協議、USAフットボールからはプロチーム(どのレベルのプロかは不明)との対戦提案を受けたりするが、安全面や条件面で折り合いがつかなかったという。この段階で日本側からTSLとの対戦を提案するが、USAフットボールは、TSLとの関係を持っていないことを理由に、この提案には後ろ向きだった。

8月、山田さんは直談判のため渡米する。インディアナポリスでUSAフットボールのアーロン・イングラム米代表チームシニアマネージャーと、 ニューヨークでTSLのウッズCEOと個別に対談・協議し、3者共催という形で試合を実施していく方向で合意したという。その後、3者で開催地・時期・条件などに付いて、複数回の電話会議、無数のメールのやり取りを経て、今回の発表に至ったという。

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最終更新:2019/12/6(金) 19:25
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