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サブリースを解約した不動産オーナー、「業者の対応」に目が点

2019/12/6(金) 14:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

物件の周辺環境の変化、急な修繕、家賃滞納など数々のリスクが潜む不動産投資。資産形成の手段として注目が集まっているものの、事前にリアルな失敗パターンを知ることは必要不可欠です。そこで本記事では、多くの個人投資家にコンサルティングを行い、不動産投資の方法を提案する、株式会社カクセイの平山智浩氏・渡辺章好氏の共著『失敗例から学ぶ 儲かる不動産投資の極意』(幻冬舎MC)より一部を抜粋し、不動産投資の失敗例を紹介します。

「サブリース」の本質を知らぬまま安心してはいけない

【家賃保証・一括借り上げ物件での失敗】

東日本大震災のとき、新築で建てたアパートが津波の被害にあい、人が住める状態ではなくなりました。そもそも家賃保証契約がついているからこそ、安心して新築した経緯があります。ところがサブリース会社は「大規模修繕をしろ」「契約を解約してくれたら鍵を渡してやる」という態度です。

あくまでその会社主導で高額な修繕をしなくてはならず、自分の意思で直すこともできません。最終的に話が折り合わず無理矢理サブリースを解約させられました。新築する前は「30年一括借上げで安心」を謳っていたのにもかかわらず、困ったときに役に立たず不満に思います。

◆サブリースの落とし穴

オーナーから物件を賃借した事業者が、入居者に転貸する形で仲介・管理業務を行うのがサブリースです。サブリース契約をしていれば、空室であっても家賃が入るため、その安心感で人気を集めていますが、問題も起こっています。

都内の話でいうと、新築物件に多いですが、高めの賃料で「サブリース付きですよ」という提案をお客さんにします。その提案に魅力を感じてオーナーは物件を購入しますが、内情はどうなっているかというと、業者はサブリースで借りていても、2年おきか5年おきに契約内容に基づいて賃料を下げられるように条文に盛り込んでいます。

最初に高めの賃料を提示するのは新築で客付けが何とかなるからです。「高めの賃料から相場に下げるのは、うちの自由だ」というのが彼らの主張です。最初のサブリースの提案を信じて買ってしまうと、あとから賃料を下げられる、しかも賃料の下落が激しいケースが実際にあります。

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最終更新:2019/12/6(金) 14:00
幻冬舎ゴールドオンライン

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