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ウイスキー通なら一度は行くべき竹鶴政孝が理想を追求した「宮城峡蒸溜所」

2019/12/6(金) 15:55配信

週刊SPA!

―[30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン]―

「宮城峡」というジャパニーズウイスキーをご存じでしょうか? 竹鶴政孝が北海道の余市蒸溜所の次に作った、宮城峡蒸溜所で作られているシングルモルトウイスキーです。

⇒【写真】宮城峡蒸留所の敷地内

 サントリーの山崎や白州は知っているし、ニッカウヰスキーの余市も飲んだことがある。しかし、「宮城峡」はまだ未体験という人は多いのではないでしょうか。実は、世界的なお酒の品評会である「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」において、宮城峡のウイスキーは何度も金賞や銀賞を受賞している銘酒なのです。

 今年設立50周年を迎え、記念ボトル「シングルモルト宮城峡リミテッドエディション2019」が発売され、筆者も購入しました。今回は、この宮城峡と宮城峡蒸溜所について紹介します。

宮城峡蒸溜所に行くなら日帰りせずに作並温泉に泊まるのが吉

 宮城峡蒸溜所(正式には仙台工場)は、1969年に竣工しました。余市蒸溜所を作った竹鶴政孝は、異なるモルト原酒をブレンドして、さらに味わい深いウイスキーを作りたいという信念を持っていました。そこで選ばれたのが仙台から西へ25kmのところにある峡谷です。広瀬川と新川が近くに流れています。ちなみに、「新川」は「にっかわ」と呼びます。ニッカがここを選んだのは本当に偶然なのでしょうか。

 筆者は余市蒸溜所には何度も行っているのですが、宮城峡蒸溜所は未体験でした。「行かねばなるまい」と思い立って先日行ってきました。仙台駅から最寄りの作並駅までは40分ほどですが、1時間に1本しかありません。東京から日帰りでも行けそうですが、仙台でバーホッピングしたときに、地元のバーテンダーから「宮城峡蒸溜所に行くなら作並温泉に泊まれ」とアドバイスを受けたので従いました。

 作並温泉は、寛政8年(1796年)に開湯され、歌人の正岡子規、詩人の土井晩翠、吉田茂側近の白洲次郎といった文化人に愛されました。昔は置屋もあり、芸妓文化が華やかだったそうです。いくつか、いい感じのホテルや旅館があり、観光スポットも点在しています。

 翌朝、ホテルから宮城峡蒸溜所に向かいました。作並温泉から蒸溜所まではクルマで10分くらいです。タクシーですぐですが、筆者が泊まったホテルは蒸溜所までのバスを出していたので利用しました。

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最終更新:2019/12/6(金) 22:43
週刊SPA!

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