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野菜や果物の摂取は、がんのリスクを下げる?

2019/12/6(金) 10:00配信

日経グッデイ

この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!

【関連画像】野菜や果物の摂取量と食道がんの罹患リスク

●「がん予防」に関する問題

【問題】一般に体にいいという印象のある「野菜」「果物」ですが、これらはがんのリスクも下げる。これってホント? ウソ?

(1)一部のがんではリスクを低下させることがほぼ確実
(2)そこまでのエビデンスがあるとは言いがたい

毎日野菜を小鉢で5皿、果物を1皿食べよう

 正解は、(1)一部のがんではリスクを低下させることがほぼ確実です。

 一般に、野菜や果物がカラダにいいという印象を持つ人は多いと思います。実際にがん予防の効果も期待できます。国立がん研究センター 社会と健康研究センター センター長の津金昌一郎さんは「多くの研究から、野菜や果物にはがん予防の可能性が示唆されています」と話します。

 国立がん研究センターの研究グループでは、最新の研究結果を基に、日本人のがんと生活習慣との関係のリスク評価を行っています。そこでは、「野菜と果物を不足なく食べれば『ほぼ確実』に食道がんの発生リスクを低下させ、胃がんについてもリスクを低下させる『可能性あり』と評価しています。また果物は肺がんのリスクも低下させる『可能性あり』となっています」(津金さん)

 食道がんの場合、下図のように、多く食べる人ほどリスクは下がっています。野菜と果物をあまり食べない人と比べて、どちらもよく食べる人は、がんになるリスクがほぼ半分です。

 それでは、具体的に1日にどのくらい食べればよいのでしょうか。

 津金さんは「野菜と果物を合わせて400gとることが推奨されています。さまざまな種類の野菜や果物を組み合わせて、1日で野菜を小鉢(70g程度のもの)で5皿、果物を1皿食べるように心がけてください。これで約400g摂取できます」と説明します。

 野菜や果物には、各種のビタミン(葉酸含む)、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維などのさまざまな成分が含まれています。「それぞれが持つ抗酸化作用や発がん物質の解毒作用、DNAの正常な複製維持作用などが、がん予防に役立っているものと推測されます。食物繊維の摂取は大腸がんのリスクを下げることも分かっています」(津金さん)

 さらに津金さんは、「野菜や果物の摂取は、脳卒中や心筋梗塞をはじめとする生活習慣病の予防にもつながります。できるだけ意識してとるようにして、不足しないようにしましょう」とアドバイスします。特に、外食の多い人は積極的にとるようにしましょう。

※この記事は、「科学的根拠に基づく 『がんのリスクを下げる食事』の全貌」(執筆:二村高史=フリーライター)を基に作成しました。

最終更新:2019/12/6(金) 10:00
日経グッデイ

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