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注目の平埜生成さんが出演。舞台『常陸坊海尊』がいよいよ開幕!

2019/12/7(土) 7:40配信

家庭画報.com

12月7日に開幕する舞台『常陸坊海尊』に出演の平埜生成さん。近年、舞台や映像作品で、めきめきと存在感を発揮している注目株です。ワイルドに髭を蓄えた稽古中の平埜さんを直撃。その素顔や舞台の魅力に迫りました!

長塚圭史さんが演出を手がける、戦後を代表する劇作家・秋元松代さんの傑作『常陸坊海尊』。お稽古はいかがですか?

「楽しいです。圭史さんが自由でオープンな稽古場づくりをされていて、年齢や芸歴に関係なく、みんなが同じように意見を言い合える環境なので、海外旅行に来たような気分です。大先輩の白石(加代子)さんも、稽古初日の顔合わせで“私のことは、加代ちゃんと呼んでね”とおっしゃって、そういう雰囲気や作品のつくり方が海外みたいだなと思うし、だからこそこの作品に、より日本を感じるのかなと思います」

出演者の年齢層が幅広いにもかかわらず、とてもいい雰囲気のカンパニーですよね。いたこの“おばば”役の白石さんをはじめ、キャスティングも見事にハマっている印象です。

「自分はさて置き、本当にすごいキャスティングだなと思います。子役から70代まで、各年代が揃っていますし。一つの舞台をつくる上ではみんな一緒だけど、それぞれの経歴も全然違っていて面白いです。稽古の後にご飯を食べに行くと、そこでもまたいろいろなお話が聞けて楽しいんですよ。最初に断ろうとした自分は、本当にバカでしたね」

出演依頼を断ろうとしたのですか?

「はい。最初、“たぶん自分にはできません”“無理です”と答えて、マネージャーさんと1回喧嘩みたいになりました。身の丈に合ってない気がして怖くて、敵前逃亡です(苦笑)。今は、やったほうがいいと言ってもらってよかった、何事もやってみるものだなと、つくづく思います」

物語の背景にあるのは、忠臣だったにもかかわらず、源義経を見捨てて逃げた常陸坊海尊が、生き長らえて仙人になったという東北地方の伝説。作品自体にはどんな印象を持っていますか?

「最初に戯曲を読んだときは、正直、よくわかりませんでした。でも紐解いていくと、日本人とは何ぞや?みたいなことを問いかけられているように思えてきて面白い。戦中戦後という激動の時代を描くことで、自分たちの風土みたいなものが浮かび上がってくる作品になるのかなと思います。セリフも舞台美術もシンプルなので、それを役者がどう表現していくかが大きな課題ですね。強い女性たちと対照的に、欲に溺れていく弱い男たちが描かれているところも面白くて、秋元先生が感じていた男女間の性差別への反発の表れなんだろうなと想像しています」

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最終更新:2019/12/7(土) 7:40
家庭画報.com

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