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AKB商法を逆手にとった「日向坂46偽造握手券」被害続出! 事件関係者が語る“犯人像と悪質手口”

2019/12/7(土) 22:00配信

文春オンライン

 乃木坂46、欅坂46に続き3番目の坂道グループとして、2019年3月にデビューしたばかりの日向坂46。デビューから1年経たずして、今年大晦日の「第70回NHK紅白歌合戦」に出場することが決定している。だが、今年10月頃から日向坂46の「偽造握手券」がヤフーオークションやメルカリ上で出回り、ファンの間で詐欺被害が続出していることが「週刊文春デジタル」の取材でわかった。

【写真】偽物の握手券と本物の握手券。どちらもホログラムが印刷されている

「AKB商法を逆手に取った」犯罪

 そもそもなぜCDに付いている握手券がこれほど大量に出回るのか。これぞ、CD不況の時代にミリオンヒットを連発する「AKB商法」の副産物なのだ。

「AKB商法ではCDをたくさん売るために、握手券だけでなく、生写真がおまけとして付いています。この生写真を全種類コンプリートしたいというファンが少なからずいるのです。今回のケースで言えば、日向坂の18人のメンバーの生写真が各6パターン、つまり計108種類の生写真がランダムに封入されている。『生写真は欲しいが、握手券は不要』というファンも多いので、余った握手券がヤフオクやメルカリに流れるわけです」(スポーツ紙記者)

 ファンの間での転売行為はいまや日常と化している。今回の偽造握手券の販売は、こうした「AKB商法を逆手に取った」犯罪なのである。

偽造防止のホログラムまで再現されている

 ちなみに、運営サイドは「転売行為は禁止」としているが、骨董通り法律事務所の福井健策弁護士は「それ自体は違法ではない」と説明する。

「2019年6月に施行されたばかりの『チケット不正転売禁止法』ですが、今回の全国握手券をヤフーオークション、メルカリなどで出品、購入する行為自体は同法の違反にはあたりません。今回の握手券は特定興行入場券の条件を満たしていないからです。身元確認が必要となる『個別握手券』については違法になるという可能性があります」

 今回出回っている偽造握手券は、日向坂46が10月2日に発売した3rdシングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」の購入特典として同封されている「日向坂46『3rdシングル』発売記念全国握手会参加券orスペシャルプレゼント応募券」の偽造品だ。偽造防止のホログラムまで再現されている。

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最終更新:1/2(木) 22:15
文春オンライン

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