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14位に不満の浦和ファンが大ブーイング 大槻監督が神妙な面持ち「重く受け止めている」

2019/12/7(土) 20:30配信

Football ZONE web

G大阪戦で2-3敗戦、14位の結果に大槻監督が課題指摘「得点力は改善できなかった」

 浦和レッズの大槻毅監督は、7日のリーグ最終節、ガンバ大阪戦に2-3で敗れて14位でシーズンを終えると、「得点力は改善できなかった」と課題を振り返った。そして、試合後の大ブーイングに「重く受け止めている」という言葉を残している。

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 浦和は前半から相手のボール回しにプレスが噛み合わなかった。その展開を「非常に残念な内容」と表現し、「え、そこでボールを失うのというミスもあった」と振り返った。後半こそ巻き返す内容にはなったが、1-1と追いついた直後にセットプレーで失点し、前掛かりになったところをカウンターでさらに追加点。最後に1点は返したが、2-3のスコア以上に1-3にされる過程の内容が、いかにも勝てないチームを象徴するものだった。

 大槻監督は今季、5月末にオズワルド・オリヴェイラ監督との契約解除を受けて正式監督に就任。昨季には暫定監督を務め、トップチームではヘッドコーチを務めていたこともあり、チームのことは熟知していたはずだ。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で決勝進出という結果を出した一方で、リーグ戦では参入プレーオフ行きの16位と勝ち点1差の14位という事実が残った。

 リーグ戦のホームゲームで17試合中4勝、失点は「50」の大台に乗るといったネガティブなデータもあるが、何よりも得点力の低さが課題だった。大槻監督は「シーズンを通して、シュートが枠に飛ばない。その得点力は改善できなかった。今日にしても、前が空いてシュートを打てている場面はある。それが枠に飛んだ時はそれなりに結果も出ている」と、課題を話した。

今季34得点の浦和、1試合平均得点は過去ワースト3位

 実際に、浦和は今季のリーグ戦34試合で34得点に終わった。リーグ戦1試合あたりの平均得点という意味では“お荷物”とすら揶揄されたJリーグ創設2年目までの1993年、94年に次ぐワースト3位。34得点のうちFW興梠慎三が12得点であり、全体の3分の1以上が1人によるものだった。興梠が家族の不幸により急きょ欠場したこの試合、スタメン11人の試合前時点での得点を合計すると、わずかに7点だった。

 こうしたシーズンだっただけに、試合後に立花洋一代表取締役社長が挨拶をした際には、その内容が聞き取りづらいほどの大きなブーイングに包まれた。その時に、ピッチ上で選手たちと整列していた大槻監督は「あのブーイングは社長だけでなく、自分にも向けられていると思っている。とても重く受け止めている」と神妙な面持ちだった。

 昨季の暫定監督時には、公式戦6試合を無敗でオリヴェイラ監督にバトンタッチして、“救世主”のように扱われた。しかし、トップカテゴリーの指揮官を正式に務めるのは初の体験になった半年間は、チーム状況を好転させきれない苦しいものになってしまった。

轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada

最終更新:2019/12/7(土) 20:49
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