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「ジーンズにジャケット」のビジネスマンは大抵年配の理由

2019/12/8(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 その結果、ビジカジスタイルとして選ばれ出したのも、ストレッチ素材の細身のパンツだったり、ベルトレスでウエストがヒモで結べるゆったりしたドロストパンツだったりと非常に多様化しています。ユナイテッドアローズやシップス、エディフスといったセレクトショップ系では、こうしたパンツ類とジャケットを組み合わせたオリジナルの安いカジュアルセットアップが売れ筋だといいます。

 蛇足ながら付け加えておきますと、貼りつくような細身シルエットのスキニージーンズの登場で、素材のストレッチ性がより重要度を増しました。そして、その一環としてストレッチ性に優れるジャージ素材やスエット素材が愛好されるようになり、スエットパンツやジャージパンツなどが部屋着からデイリーカジュアル、そしてビジカジへと昇格したと考えられます。

 さらに、最近では「ジャケット+Tシャツ+パンツ」に、ナイキのエアマックスやリーボックのポンプフューリーなど近未来的なデザインのハイテクスニーカーを組み合わせる若いビジネスマンも多くいます。冬でもくるぶしが出るようなショートソックスを穿いて、カバンもリュック派が増えています。

 こうして、ビジネスマンのスタイルにスキニージーンズやその延長線上にあるスエットパンツやジャージパンツが支持されているのは、もちろんファッション性に富んでいることもさることながら、利便性の追求もあったでしょう。

 かつてジーンズが若者に支持された理由として、綿100%のジーンズは重くて固くて洗濯すると乾きにくいことを除くと、

・汚れても目立たない
・破れても目立たない
・毎日同じものを穿いていても目立たない
・上に合わせるトップスを選ばない(何にでも合う)
・洗濯してシワシワのままアイロンをかけずに穿いてもおかしくない

 といった高い利便性がありました。汚れても破れても気にすることなく穿き続けられますし、シワシワのまま穿いていてもおかしくありません。またコーディネートを工夫する必要はないし、“着た切り雀”でも笑われることはありません。こんな便利なズボンはほかにはなかったのです。

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最終更新:2019/12/9(月) 14:20
NEWS ポストセブン

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