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元プロ監督が鹿児島城西を就任2年でセンバツ「有力」へ導いた3つの要因とは?

2019/12/8(日) 10:55配信

週刊ベースボールONLINE

環境を180度転換

 監督就任から2年。2018年1月から鹿児島城西高を率いる佐々木誠監督(元ダイエーほか)は今秋の九州大会4強へ導き、来年3月のセンバツを「有力」の立場としている。出場が決まれば、同校にとっても春夏を通じて初の甲子園だ。

中村紀洋 体罰がなくならないのは指導者の意識の問題

 短期間で結果を残した元プロの教えとは何なのか? 成功へと導いた3つの要因を挙げてみる。

 まずは「意識改革」。

 かつての同校野球部は“規則に縛る”という方針が軸にあった。しかし、佐々木監督は就任早々にスパッと変えた。頭髪を自由にし、禁止となっていた炭酸、スナック菓子、ファーストフードも解禁。また、これまでの外出は指導者の了承が必要だったが、月に1回は土曜日か日曜日を休日にして、買い物などを許可した。12年目の井上隆三部長は明かす。

「180度転換? そうですね。正直、自由過ぎて、心配な部分もありましたが、生徒を信用して任せることも大事。それが責任と自覚につながる。以前は抑えつけることで精神的に強くなると思い込んでいましたが、その考えは誤解だったかもしれません。ストレスを溜め込ませていたかも……。実際、自分たちで困っている人への声掛けや、考えて動けるようになり、試合の中でも大人になったな、と思うシーンがいくつも見られました」

 次に「対話」。

 佐々木監督は南海、ダイエー、西武、阪神で活躍したスラッガー。指導者としてもNPBだけでなく、社会人野球ではセガサミー、NTT西日本と多くのキャリアを積み重ねてきた。すべてのカテゴリーにおいて、心がけてきたポリシーは「同じ目線で見る」だ。

 生徒個々の特性に合わせたアプローチをする。また、井上部長以下、指導者に対しても上から物事を発信することはない。根底には「次期監督を育てるのも仕事。良い形でバトンをつなぎたい」という思いがあり、佐々木監督は惜しみなく伝授。井上部長は「一言で言えば温厚。そして、包容力がある。あれだけの実績を残した人ですので、発言にも説得力がある」と明かす。グラウンドでは部員とのコミュニケーションを欠かさず、1対1で助言するのが印象的であった。

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最終更新:2019/12/8(日) 10:55
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