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パワーは通常の2倍!? 「世界初ターボほか」編~時代を切り拓いた革新のマシンたち~[1965-1984]

2019/12/8(日) 11:30配信

WEBヤングマシン

世界初&国産初のエポック車を一挙掲載 #07

時代を切り拓いた革新のマシンたち
暗闇に遠くから幾多の光芒が射す。あるものは一際強い光を放って過ぎ去り、あるものは留まり今も輝き続ける。――過去半世紀に及ぶ二輪史において、数々の革新的な技術と機構が生み出された。定着せず消えていった技術もあれば、以降の時代を一変させ、現代にまで残る技術もある。しかし、その全てが、エンジニアのひらめきと情熱と努力の結晶であることに疑いはない。二輪車の「初」を切り拓き、偉大なる足跡を残した車両を年代順に紐解いていく。

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※本稿で取り挙げる「初」は、“公道走行可能な量産二輪市販車”としての「初」を意味します。また、「初」の定義には諸説ある場合があります。

世界初ターボ「パワーは通常の2倍」HONDA CX500 TURBO[1981]

4輪で流行していたターボチャージャーがバイクにも波及した。その先兵がホンダのCX500ターボだ。GL500の縦置きVツインをベースに、大部分のパーツを新設し、IHI製の量産用最小ターボを巧みに搭載。コンピュータ制御のFIをホンダで初めて採用した。排気量は496ccで、車体もミドルサイズながら、1000cc並みの82psをマーク。省エネをアピールしたが、国内では認可が降りず、輸出専用だった。各社もターボ車を販売する中、1983年には排気量を673ccに拡大したCX650ターボに進化。しかし車重やターボラグがライダーに受けず、全車が短命に終わった。

HONDA CX500 TURBO[1981]■車重239kg(乾) 空冷4ストロークV型2気筒 OHV4バルブ 496.9cc 82ps/8000rpm 8.1kg-m/4500~7500rpm F=3.50-V18 R=120/90V17■輸出車

ボア×ストロークはホンダF1と同じ78×52.2mm。タービンは石川島播磨重工(現IHI)製で、エキパイ管長を短縮するためラジエター裏に配置した。吸気調整用チャンバーやエアクリーナーはFカウル内なのが斬新。ターボが効くのは4500rpm超で、ドッカン加速が特徴だ。

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最終更新:2019/12/8(日) 11:30
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