ここから本文です

再生可能な新素材で軽量化したレース仕様の日産リーフが登場【エコプロ2019】

2019/12/8(日) 10:10配信

Auto Messe Web

大王製紙のエコ素材の使用で戦闘力アップ

 今回で21回目を数える「エコプロ2019」が、2019年12月5日(木)~7日(土)、東京ビッグサイト西ホールで開催された。地球環境問題の解決に向けての取り組み、サスティナブル(持続可能)な社会の実現を提案するこの展示会にはSDGsや海洋プラスチックゴミの環境問題をテーマにした展示が多く見られた。

【写真】アメリカのパイクスピークを激走するレース仕様リーフe+

 大王製紙のブースには、アメリカの公道レース「第97回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(パイクスピーク)」に参戦したSAMURAI SPEEDの日産リーフe+(#230 2019年式日産リーフ/奴田原文雄選手)が展示された。

 エコプロ展の一角に設けられた「第4回ナノセルロース展」というコーナーに大王製紙のブースは位置している。この企画展は、再生可能な新素材として注目され、さまざまな用途開発・製品化が進んでいるナノセルロースにスポットを当てたもので、建築材料、音響機器、日用品、化粧品、食品に至るまで、さまざまな商品が展示されていた。展示されたリーフは、一見ノーマルのように見えるが、実は参戦にあたり、ナノセルロースを使用した材料にボディパーツを置換しているのだ。

 2年連続でパイクスピークに電気自動車リーフで参戦しているSAMURAI SPEEDは、2019年の参戦にあたり、前年の30kWリーフから60kWリーフに車両を変更。リーフのパワーユニットには手を加えることができないため、出力向上ではなく、大王製紙に協力を求め、大幅なボディ軽量化で大きくタイムを短縮しようと考えたわけだ。

 そして使用したのが、大王製紙が開発をしているセルロースナノファイバー(CNF)の「ELLEX(エレックス)」シリーズの成形体である「ELLEX-M」である。「ELLEX-M」はCNFとパルプ繊維を複合化したもので、軽量かつ高強度で、その性能は汎用プラスチック材料を大きく上回る力学物性を持ち、熱特性にも優れているという。

1/2ページ

最終更新:2019/12/8(日) 10:10
Auto Messe Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事