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フードジャーナリスト・小松宏子さんの料理エッセイ「毎日をちょっと美味しく」【第13回】家庭の中華

2019/12/8(日) 20:02配信

25ansウエディング

「25ansウエディング オンライン」の人気コンテンツ、「フードジャーナリストの小松宏子さんがセレクト!」シリーズでもおなじみの食のプロフェッショナルである小松宏子さん。そんな小松さんの「美味しいものを作りたい!」という日々の思いをエッセイに書き留めていただくこの連載、もっと料理が上手になりたいと思っている新米花嫁のみなさまに向けて、「毎日をちょっと美味しく」する料理のコツを伝授します。第13回は、家庭で美味しくできる中華のお惣菜、3品を紹介。みんなが大好きな「豚バラと大豆の煮込み」「中華風茶碗蒸し」「青菜炒め」のレシピです!

もっと家庭でも中華の献立を楽しんで!

かねがね思っているのですが、家庭でもっと中華の献立を楽しむべきだ、と。炒め物といえば、一番時間のかからない手軽な料理です。また、日々の外食でも、リーズナブルに楽しもうと思えば、町の中華屋さんで決まり、ということも多いでしょう。3,000円の中華と3,000円の和食といったら、圧倒的に中華のほうがコスパがいい。それは、家計にとっても同じこと。挽き肉、豚バラ、卵、キャベツ、茄子……食材費をかけずに、満足度を上げたいとなると、中華という選択が賢明です。ところが、家で中華を作る? と友人知人に聞いてみると、野菜炒めか麻婆豆腐くらいで、献立を組み立てることはあまりないという人が大半。Cook Doが目標、という寂しい声も聞こえてきました。また、いざ、家庭中華の料理本を作ろうとすると、なかなか企画が通らない。理由は売れないからだそう。調理師学校では中華を希望する学生が一番少ない(これは、関係ないかな?)というのが現実です。

私の好きな献立の組み立て方とは?

個人的には、ハンバーグに野菜炒めに味噌汁にキムチ、みたいなジャンルをまたいだ雑多な献立が嫌いで、和の日は和で、中華は中華で、イタリアンならイタリアン、というように組み立てています。もちろんマストとは思いませんが、そのほうが気持ちがいいんです。だから中華の日の中華の三菜で。このうちひとつが具たくさん系のスープやスープがわりのものになることもあれば、小さなスープを足すこともあります。三菜の内訳は、肉の皿、その他のたんぱく質(魚介、卵、豆腐など)の皿、野菜系の皿と考えればよいでしょう。それよりも中華において大切なことは段取りです。和食の煮物などは、時間をおいてから食べても問題ありませんが(むしろ味がなじむ場合も)、中華の炒めものはできたて、熱々が勝負です。炒め物のメリットは短時間でできることですが、3品の構成がすべて炒め物では、作っては鍋を洗いを、繰り返す、もしくは、鍋が3つ要るということになり、いずれにしてもバタバタしてしまいます。そこで、炒めものは1品にして、あとを煮込み(事前に仕上げておける)、蒸し物(火にかけっぱなしで放っておけるし、レンジ加熱も可)と組み合わせれば、、段取りよく楽に調理できます。

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最終更新:2019/12/8(日) 20:02
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