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知って得する! カーナビゲーションで見かける「VICS(ビックス)」ってなに?

2019/12/8(日) 11:40配信

Auto Messe Web

渋滞情報を得るための3つのメディア

 カーナビゲーションやスマホのナビアプリのモニターの端に「VICS」という文字を見たことがあるはず。さらにカーナビのカタログには「FM多重放送」や光ビーコン、最近はETC2.0、電波ビーコンなど、新しいシステムも登場。渋滞情報を収集できる仕組みということはわかるが、改めてその違いを「大阪モーターショー」のVICSブースで聞いてみた。

渋滞情報をつたえるトヨタの純正ナビ【画像】

 まずVICSとは、渋滞情報サービスのこと。「Vehicle Information and Communication System Center」の略称で、日本語名は道路交通情報通信システムセンターという法人名でもある。

 VICSが提供するのは、渋滞情報や所要時間情報。そのほか事故、工事、災害、気象条件による規制情報、さらに駐車場の位置と満車・空車情報もある。これら情報は、都道府県警察と道路管理者(国土交通省・地方自治体・道路会社)が、高速道路や一般道に設置されているセンサーによって集められたデータを日本道路交通情報センターへと送られ、それをVICSセンターがFM多重放送を使って配信しているのだ。

 一般的なカーナビゲーションには、FM多重放送アンテナが装備されているので受信可能。地図画面で道路の脇に渋滞状況を表す赤い線が表示されるのはVICS情報によるもの。また、スマホアプリでは、ネット経由で受信している。画面に「交通情報」などと表示されているのもVICSを受信している証拠だ。

 ちなみに従来のカーナビは、渋滞情報を表示することはできるが、回避ルートを計算することができなかった。ところが、2015年に「VICSワイド」というのが採用され、これに対応したカーナビでは渋滞情報をもとにしたルート検索が可能となった。

 じつは、2015年以前でも光ビーコン(高速道路や幹線道路上に設置されている無線による情報提供のシステム)からの渋滞情報を考慮したルート検索は可能だった。しかし、受信機が別売りだったこともあり、あまり普及しなかったのも事実。それがきっかけでFM多重放送のVICSワイドが登場したわけだ。そしてETC2.0による電波ビーコンも登場。カーナビとの連動で渋滞回避ルート検索も可能としている。

 このようにVICSの情報は、FM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンと3つのメディアで受信することができるようになっている。その違いをカンタンにまとめてみよう。

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最終更新:2019/12/8(日) 11:40
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