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矢沢永吉が歌手生活で初の公演中止 ファンが証言“70歳ロッカー”の知られざる肉体

2019/12/8(日) 11:02配信

デイリー新潮

 喉がちぎれてもいいからやりたい――。そんな悲痛な思いが、矢沢永吉公式ホームページに掲載された。11月16日からスタートしたコンサートツアー『ROCK MUST GO ON』全13公演のうち、24日の福岡公演と27日の浜松公演が立て続けに中止となったのだ。「喉の不調」によりドクターストップがかかったそうだが、彼が公演を中止したのは、47年間の歌手生活で初のこと。70歳現役ロックスターの身に今何が起きているのか? ライターの浅野暁氏が迫った。

【写真】「矢沢永吉」の媚びない、なびかない格好良さは「広島人気質」?

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 拙著『1億2000万人の矢沢永吉論』(双葉社)では、熱狂的な矢沢ファン18名にインタビューした。その多くが50代のファンであり、「永ちゃんがいつまで歌い続けられるか」が、彼らにとって一番の心配事であることが印象深かった。中には矢沢が引退する日を想像しただけで、目に涙を浮かべる人もいたほどだ。彼らに共通する思いとしては、矢沢が自ら引退宣言することは絶対にないにせよ、年齢的に今までのように音楽活動ができなくなるのではないか……ということ。実際に2017年のツアーが26公演だったのに対し、2018年は5公演のみと大幅に本数が減ったこともある。

 しかし、そんな杞憂を蹴飛ばすように、矢沢は7年ぶりとなるニューアルバム「いつか、その日が来る日まで…」を9月に発表し、創作意欲がまだまだ衰えていないことを見せた。この新譜もオリコン週間ランキングで初登場1位に輝き、小田和正の68歳時の最年長首位記録を矢沢は70歳に更新した。これを引っさげ、70歳現役ロックスターとして挑んだ全国ツアーだったが、まさか47年間の歌手生活で初めての公演中止になるとは……。さすがの永ちゃんも年には勝てないのか? 

 11月24日・27日の2公演が中止された後、30日の仙台公演が開催されるか否かに注目が集まった。もし仙台公演も中止ということになると、残りの公演の開催も危ぶまれ、さらには声帯ポリープや喉頭がんなど手術が必要な病状の可能性も出てくるからだ。しかし、結果は30日・1日の両日ともに仙台公演は開催され、ファンはほっと胸を撫でおろした。

 これまで矢沢のライブを400本以上観てきたというファン歴43年になる男性ファン氏は、初日の富山公演を観た後、仙台公演以降の8公演すべてを観るつもりだったが、矢沢の復活を信じながら、やはり不安な気持ちもあったという。なぜなら長年のファンとして、矢沢の喉の調子が万全でないことを感じていたからだ。

「初日の富山公演を観たとき、正直なところ、声が出てないな……って思ったんです。たまに永ちゃんの声が嗄れているときもあるけど、それにしても声が伸びないし、声量が小さくて迫力に欠ける感じでした。でも、70歳の今も元気に動き回っていたから、それほど気にしなかったんです。ところが、ツアー4日目の福岡公演が中止になって、永ちゃんが喉の不調で休むなんて、よほどのことなんだろうなと思いましたね。行く予定だった浜松公演が中止になったときは、それこそ、『いつか、その日が来る日まで…』じゃないですけど、ついに“その日”が来たかと一瞬思いましたよ。仙台公演が開催されて、ひとまず良かったなと(笑)」

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最終更新:2019/12/8(日) 11:02
デイリー新潮

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