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渋谷の隠れ家美容室「テトロ」にはなぜミュージシャンやクリエイターが集うのか?

2019/12/8(日) 18:00配信

WWD JAPAN.com

俳優の高良健吾やモデルの琉花、バンドD.A.N.(ダン)やnever young beach(ネバーヤングビーチ)の安部勇磨や鈴木健人、ミュージシャンのヤン・メイリン、映像クリエイターの山田健人、写真家の草野庸子など、ミュージシャンやクリエイターが集う美容室「テトロ(TETRO)」は、渋谷と代官山の間くらいの、それほど人通りが多くない場所にある。必ずしも行きやすいともいえないその場所に多くのクリエイターがなぜ通うのか。カルチャーメディア「EYESCREAM」で自身の対談連載を持ち、ヘアメイクアップアーティストとしても活躍する「テトロ」の森田康平ヘアスタイリストに話を聞いた。

【画像】渋谷の隠れ家美容室「テトロ」にはなぜミュージシャンやクリエイターが集うのか?

WWD:森田さんのもとには俳優やモデル、ミュージシャンが多く通っている。どのようなきっかけで通うようになったのか?

森田康平(以下、森田):何人かのミュージシャンに関しては、もともと僕自身が音楽好きで、いろいろなライブを観に行っていて、「いい音楽やっているから、ヘアスタイルもイケてる方がいいでしょ」と思って声をかけたんです。それでお店に来てくれるようになり、そこから口コミや紹介でまた新しいミュージシャンが来てくれるといった感じで広がっていきました。今はnever young beachの安部君や鈴木君、D.A.N.のメンバー、ZOMBIE-CHANGとして活躍するメイリンさん、踊ってばかりの国の下津(光史)君などが来てくれています。俳優やモデルは、ヘアメイクの仕事で出会ってお客として店に来てくれるようになった人が多いです。僕以外のスタッフもヘアメイクとして活動していて、お店としてもミュージシャンをはじめ写真家や映像作家などクリエイターのお客さまが多いです。

WWD:「テトロ」はオープンしてどれくらい経つ?

森田:約4年です。以前、一緒の美容室で働いていた6人でスタートして、全員がスタイリストで、最初から最後まで1人で担当します。スタッフはみんな音楽や映画、アートが好きで、「自分たちでやりたいことをやろう」ということで「テトロ」を立ち上げました。もともと美容師ってファッションや音楽好きな人が多いのに、ファッションや音楽の業界と全然つながっていないし、むしろ離れてしまっている。美容師の業界ってある意味では閉鎖的なところもあって、業界誌で美容師が個性的なヘアデザインをつくったりしているけど、僕自身はまったくそこには興味がなく、“美容師はアーティストではなくあくまで職人”という考え。その人の個性が際立つように、自然な感じを意識してヘアデザインはしています。そこがミュージシャンをはじめ、クリエイターたちに支持されているのかなと思います。

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最終更新:2019/12/8(日) 18:00
WWD JAPAN.com

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