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災害時に必要なお金は「生活費の6カ月1年分」!?もしもの時に備える最低額は180万円だと心得よう

2019/12/8(日) 17:45配信

ダイヤモンド不動産研究所

近年、台風や洪水、豪雨、地震といった大規模災害が増えています。残念なことに、被災して住まいを失ってしまった方も大勢いるのですが、いま現在、安全に暮らしている場合でも、いつ被災するかを予測することはできません。そこで、この連載では、特に住宅における「リスクマネジメント」について紹介します。今回は、災害に備えた「お金」の考え方について紹介していきましょう。

 被災すると、家計に大きなダメージが発生します。保有している財産が無傷であることは稀ですし、仕事も休まざるをえなくなると、期待していた収入が得られないこともあります。非常時には節約も難しく、もしかすると、期待する程の援助(支援金や給付金など)が受けられないかもしれません。そんな時、手持ちの預貯金が全く無いと、被災後、あっという間に家計が回らなくなり、生活を再建するのも困難になってしまいます。

 ただ、もしもの時のために、いったいどれ程の預貯金を蓄えておけば良いのかは、あまり知られていません。災害におけるリスクマネジメントについて紹介している本コラムでは、今回、経済的な面での「災害対策」について説明します。

被災したら、「助成金+保険金+個人の預貯金」から復旧費用を捻出することに

 実は、「災害が起きたときのために、どれぐらいの預貯金を用意しておけば良いのでしょうか?」と聞かれても、画一的に答えることはできません。被災状況によって、復旧するまでに必要な金額や時間も違いますし、もともとのお財布事情や、保有財産の多寡は、各家庭によって異なるからです。

 ただ、金額を想定するための計算方法はあります。

【計算式】生活復旧にかかる費用 = 助成金 + 保険金 + 預貯金 もしも被災してしまったら、生活復旧のためにいくらか費用がかかりますが、そのすべてを預貯金で賄うのではありません。国や自治体から生活再建のための経済的な支援もありますし、適正な保険に加入していれば、保険会社から保険金がいくらかもらえるでしょう。ですから、この3つを使って生活を立て直すことになるのです。

 これを計算式で表すと、このようになります。

【計算式】災害用に用意する預貯金= 生活復旧までにかかる費用 - 助成金 - 保険金 では、具体的にどの程度の預貯金が必要になるのか見ていきましょう。

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最終更新:2019/12/8(日) 17:45
ダイヤモンド不動産研究所

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