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【ヒットの法則78】A8 3.2FSIクワトロの導入は、アウディの実力の高まりを示すものだった

2019/12/9(月) 12:02配信

Webモーターマガジン

ドイツでは人気の高い、V6エンジンを搭載したA8

2005年4月、フェイスリフトされたばかりのアウディA8に、V6エンジンを搭載モデル「3.2FSIクワトロ」がドイツで登場している。このモデルは当初日本導入はないとされていたが、一転、2005年8月に日本にやってくることになった。そこで導入前に早速ドイツ本国でテストを敢行、今回はその時の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2005年9月号より)

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2005年4月21日、ドイツで新世代3.2L V6 FSIエンジンを搭載したA8「3.2FSI」が発表された。A8シリーズにはそれまで旧世代のV6エンジンを搭載した「3.0」が設定されており、その後継車ということになる。

クワトロだけでなくFFモデルも用意され、トランスミッションはクワトロが6速ティプトロニック、FFモデルはマルチトロニックCVTとなる。またロングホイールベースバージョンの「L」もラインナップされており、このことからも、これが単なるA8のエントリーモデルでなく、重要な戦略モデルであることがわかる。

しかし、これまで日本にA8シリーズのV6エンジン搭載車が導入されたことはなく、おそらく今回も導入は見送られるものと思われていた。

ところが、早くもそのA8 3.2FSIが日本に導入されることが決定した。日本仕様はクワトロのみで、当然トランスミッションは6速ティプトロニックとなる。ロングホイールベースバージョンの設定はなく、右ハンドル仕様のみで、発表は2005年8月となりそうだ。日本では旧世代の3.7L V8エンジンを搭載する「3.7クワトロ」にとってかわることになるだろう。

日本導入が決定したことで、今回ドイツでの試乗レポートをお送りすることになったわけだが、注目されるのは、日本でV6エンジン搭載のA8がどう評価されるかだろう。

まず、全長×全幅×全高=5055×1895×1450mmというA8の巨大なボディに、3.2L V6FSIエンジンでは荷が重いのではと心配する向きもあるだろう。それに関して言えば、何ら問題はなかったと言っていい。たしかにV8エンジンやW12エンジンを搭載するモデルと同じではない。しかし、V6エンジン搭載ならではの、大きな魅力があるのもまた事実なのだ。

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最終更新:2019/12/9(月) 12:02
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