ここから本文です

衝突安全性能を評価する「自動車アセスメント」とは? 意味と役割をわかりやすく解説

2019/12/9(月) 18:40配信

Auto Messe Web

クルマの安全性能を客観的に評価

 ニュースや新聞で、目にしたり耳にする「アセスメント」という言葉。本来、アセスメント(assessment)とは、「客観的に評価したり査定する」ことを意味する言葉で、自動車アセスメント(JNCAP=Japan New Car Assessment Program)とは、直訳すれば“日本の新車評価プログラム“的な意味。そんな自動車アセスメントに関するブースが、大阪市のインテックス大阪で開催されている「大阪モーターショー2019」に出展していたので、どのようなことをしているのかを聞いてみた。

トヨタ・クラウンの衝突安全性能テスト後の車両【画像】

 自動車アセスメントとして比較的馴染みがあるのが、衝突安全性能のテストだろう。クルマを壁などにぶつけて乗員へのダメージなどをチェックするテストで、ダミー(人形)を使った映像などを見たことがあるかと思う。この衝突安全性能のテストのほか、事故低減に大きく関わる予防安全性能テスト、チャイルドシートの安全性テストなどを行なっているのが、独立行政法人「自動車事故対策機構(NASVA=ナスバ)」だ。このナスバの栢多(かやた)浩一郎マネージャーにお話しを伺ってみた。

「自動車アセスメントは、衝突安全性能などの試験を行ない、その結果をもとに評価することで、安全なクルマを選んでいただくことや、予防安全性能を高めることで事故を防止すること、引いては自動車事故のない社会を目指して、安全・安心・快適な車社会を実現することを目的としています。衝突安全性能評価の試験は1995年から実施しており、当初は前面衝突試験だけでしたが、その後、側面衝突試験など数項目を追加して、結果を得点(100点満点)と★の数(最高ランクが5つ)で評価。この試験と評価を繰り返すことによって日本の車の衝突安全性能は非常にハイレベルになりました」。

 ちなみに2018年度の衝突安全性能評価のナンバーワンは、100点満点の96.5点(★5つ)を獲得したトヨタ・クラウンとスバル・フォレスター。大阪モーターショーのブースには、トヨタ・クラウンの衝突安全性能のテストを実施した車両が展示され、大きくつぶれた車体がその激しいテスト内容を生々しく物語っていた。テスト結果はナスバのホームページやパンフレットで確認できるので、クルマを購入する前に安全性能の参考にチェックすることをオススメする。もちろん、旧いクルマでも、衝突試験(年代によってはテスト内容や評価方法が現在と異なる)は行っているので、参考にできるはずだ。

1/2ページ

最終更新:2019/12/9(月) 18:40
Auto Messe Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事