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「95歳で退位しません!」 エリザベス女王が“生涯を終えるまで退位しない”と再び意思表示

2019/12/9(月) 20:22配信

ハーパーズ バザー・オンライン

退位するにはさまざまな手続きが必要

もし女王が退位するならば、それは「退位(言い換えれば、完全にチャールズ皇太子に王位を授けるということ)」ではなく、チャールズ皇太子が女王の名のもとに君主の任務を遂行する、と推測される。

イギリスにおける最後の摂生時代は、ジョージ3世が統治不能に陥った時期に始まり、この時代に英国の建築、文学、文化が花開いたことでも知られている。彼の息子で後のジョージ4世は、1811年から1820年まで父親の代理として統治した。

当時ジョージ3世は統治不能と見なされていたが、これはエリザベス女王の摂政に関するあらゆる憶測においても重要なカギとなる。女王とチャールズ皇太子の伝記作家として定評のあるサリー・ペデル・スミスが『ピープル』誌に指摘したように、摂政に関する法律では女王が退くための特定の法的手続きを定めており、決定を下すために多くの人々の認可が必要になる。スミス氏は「女王がチャールズ皇太子に杖を向けて、『あなたが私の摂政です』と言って決まるような単純なことではないのです」と語る。

女王は前人未踏の場所にいる

そのため、女王とチャールズ皇太子は今のところ、女王の統治のもと独自の時代を歩んでいくと見られる。いずれにせよ、女王は英国史上最高齢で在位期間も最長の君主で、いまだかつて彼女のいるポジションを経験した人はいない。女王の役割を決めている伝統と規則にかかわらず、女王と一家は未知の領域にいることは間違いない。

女王は90歳を超えているため海外を訪れることはなく、夫のフィリップ王配はすでに王室の公務を引退している。息子チャールズ皇太子は間違いなく女王のそばに寄り添い、代理としてより多くの公務をし続けるだろう。しかし首相を任命し、その人物と面会し、法律に同意するという立憲君主制の義務を果たすことができるのは、エリザベス女王ただ一人なのだ。

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最終更新:2019/12/9(月) 20:58
ハーパーズ バザー・オンライン

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