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「東京五輪と、その先へ」 国内外470人参加、ハイパフォーマンススポーツ会議とは

2019/12/9(月) 15:23配信

THE ANSWER

スポーツ関係者を中心に国内外から470人が参加

 10月28日から2日間、『ハイパフォーマンススポーツカンファレンス2019』(主催=独立行政法人 日本スポーツ振興センター/ハイパフォーマンススポーツセンター)が、東京・ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)で開催された。

 スポーツ医・科学研究の分野で多様な研究や事業を実施するHPSCでは、毎年、当カンファレンスを主催。3回目を迎える今年は、来年に迫ったオリンピック自国開催に向けて、「過去に自国開催を経験した国からのゲストの知見や直前対策の共有、そしてスポーツの発展を東京大会で終わらせないことが重要」(HPSC)と、『東京2020、そしてその先へ』をテーマに開催。会場にはスポーツ関係者を中心に、競技団体関係者や研究者、企業、教育関係、そして学生など、国内外から2日間470人が参加した。

 カンファレンスでは、スポーツ医学・科学研究や現場の事例に基づき、セミナーやミニセッション、ブースやポスター展示により情報を発信。参加者は普段なかなか触れることのできない、トップアスリートのトレーニングやコンディショニング、リカバリーに関する最先端のスポーツ医科学の情報や、代表チーム経験者による現場の声に熱心に耳を傾けた。

 また、今回は特に競技者の育成、女性アスリートの競技力向上や支援、アスリートのキャリア形成をテーマにしたセミナーや展示も充実。東京2020大会以降のデュアルキャリア支援体制を主題としたセミナーでは、現在、企業でアイスクリーム事業の開発に携わる元柔道女子代表の松本薫氏(ロンドン2012大会で金メダル、リオ2016大会で銅メダルを獲得)が登壇。他のセミナーでも、チーム運営や育成に関わる元アスリートたちが登場し、それぞれが未来の日本スポーツ界のあり方や展望について語った。

HPSCが果たすべき役割についてセッション、2日間に渡るカンファレンスは閉会

 カンファレンスのクロージングセミナーとなった『東京2020、そしてその先へ』では、英国スポーツ研究所(EIS)所長のナイジェル・ウォーカー氏、元ブラジルオリンピック委員会(COB)のグスタボ・ハラダ氏、そしてHPSCのメディカル、コンディショニング、トレーニングの研究者・専門家が、HPSCが果たすべき役割についてセッション。「すでにEISは18か月前から、24年、28年のパリ大会、ロス大会の準備をしている。これが世界のスタンダードだ。我々はそこと競い合い、アスリートのための環境を整えられるプロフェッショナルになっていかなくてはならない。今回のカンファレンスで(ナイジェル氏やグスタボ氏に)それを教えられた」。司会を務めた久木留毅HPSC国立スポーツ科学センター・センター長の言葉で、カンファレンスは閉会した。

「ハイパフォーマンススポーツセンターの活動を充実させ、広げていくためには、各地域のスポーツセンターや大学、そして企業との連携とネットワーク化が欠かせない。年1回のカンファレンスは連携を深める機会であることを願う」とHPSC。今後もハイパフォーマンススポーツの拠点として、世界基準の情報を発信し、東京オリンピックの先も続く日本スポーツ界の挑戦と発展を支えていく。

THE ANSWER編集部

最終更新:2019/12/9(月) 15:23
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