ここから本文です

PayPayが独走するスマホ決済。行動ログから未来を予測

2019/12/9(月) 15:46配信

bizSPA!フレッシュ

 いよいよ消費税が10%に増税され、キャッシュレス決済で最大5%が還元されるキャッシュレス・ポイント還元事業が始まりました。

 PayPayの2018年末「100億円あげちゃう! キャンペーン」に端を発したスマホ決済アプリの熾烈なバトルは成熟期を迎え、認知や新規獲得から「お財布」としての定着、ユーザー囲い込みへと軸足が移ります。

独走のPayPayを追う「通信キャリア系」

 そんななか、2019年11月18日にはPayPayの親会社であるZホールディングス(ZHD)とLINEの経営統合というビッグニュースも飛び込みました。株式会社ヴァリューズによる国内スマホユーザー行動ログから、国内のキャッシュレスユーザーの動向を見てみたいと思います。

 行動ログからわかったのは、この1年間市場をリードしてきたPayPayがやはり独走中。10月の起動ユーザー数は推計で2100万人に上り、IR資料によると単月で8500万回決済に利用されました。

 PayPayに次ぐのはd払い、au WALLETの通信キャリア系。結局、スマホと月々の通信料という顧客接点を握るプレイヤーが、ユーザーにとって一番身近だったといえるかもしれません。

 au WALLETとほぼ並んだ楽天が目指すのもそこでしょう。7月時点はこれら通信キャリア系アプリに大差がなかったものの、8月にPayPayが他社を突き放し、本番10月には一挙に差が開きました。

 ほかには7月から決済機能を搭載したコンビニ系アプリ・ファミペイが健闘。OrigamiやKyashといった専業系、5月に参入したゆうちょPay、同5月から決済専用アプリを投入したLINE Payは存在感を示せませんでした。

 とはいえ、全体にはおおむねどのアプリもユーザーが増え、キャッシュレス社会への移行は着実に進みました。やはり消費増税はひとつのターニングポイントだったといえそうです。

 主要決済アプリの併用状況からは、ロイヤリティの温度差も見て取れます。au WALLETユーザーは61%、PayPayは38%が併用なしで囲い込みに成功しているといえるものの、楽天ペイは67%、d払いは47%がPayPayも併用し、シーンによって使い分けている様子。

1/5ページ

最終更新:1/23(木) 15:32
bizSPA!フレッシュ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事