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26歳既卒「夢追いバンドマン」が掴んだ逆転人生

2019/12/9(月) 5:25配信

東洋経済オンライン

 「就活ひきこもり」から脱却する方法はあるのか。

2019年10月10日、「就活ひきこもりの社会復帰を阻む4つの壁」という記事を公開した。

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 この記事では、就職活動での挫折により、求職活動から距離を置いている人たちや、やりたい仕事がわからない、どんな仕事があるのかわからないといった情報不足により就職に踏み出せない人たちを「就活ひきこもり」と定義した。

 このような就活ひきこもりが増えることは、社会的に労働力不足となるだけでなく、若者を中心とした失業者が慢性的に存在することにより、社会の活力を大きく損なう。

■就職を決意する前に立ちはだかる壁は高い

 政府は人手不足を解消するために、女性、高齢者、外国人の活用に注力したり、生産性を上げるためのIT化を推し進めたりしているが、就活ひきこもりも同様に社会課題として解決する必要性があると筆者は考えている。

 就活ひきこもりの社会復帰を阻むのは、次のような4つの壁だ。

1つ目の壁:「就活開始」に対する壁
2つ目の壁:「仕事選び」に対する壁
3つ目の壁:「面接」に対する壁

4つ目の壁:「就活継続」に対する壁
 その1つ目の壁である「就活開始」に対する壁を越えるためには、自分と同じ(もしくは似たような)境遇の他人の事例を知ることで、成功イメージを持ったり、強い危機感を抱いたりすることが重要だ。

 本記事では、筆者が所属する既卒・第二新卒・フリーターの就職支援会社UZUZ(ウズウズ)に、就職支援の登録をし、結果「就活ひきこもり」から社会復帰を果たした人の事例を紹介していく。同じ境遇で就職できずに就活ひきこもり状態となってしまっている人たちが、この記事を読んだことがきっかけとなり、1歩目を踏み出してもらえればと思う。

【今回の紹介人物のプロフィール】
氏名:佐藤 乙也(仮名)
性別:男性
年齢:26歳(就業サポート当時)
最終学歴:日本大学
就活ひきこもりのきっかけ:バンド活動による留年(1年半)、卒業後のフリーター期間(2年間)
就活ステータス:既卒(学校を卒業して就業経験がない状態)
現在の職業:営業職(マネージャー)

■バンド活動に傾倒、「赤髪」が悪目立ち

 東京都大田区で生まれた佐藤さんは、小中高と公立の学校に通い、大学は日本大学に進学した。ただ、大学への進学はストレートとはいかず、1年間浪人。高校時代に入った軽音部でのバンド活動にハマりすぎてしまったからだ。

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最終更新:2019/12/9(月) 5:25
東洋経済オンライン

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