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元NBA選手の活躍度をチェック!田臥勇太のパスセンスは健在、ランドルフは12月に転機が【宇都宮ブレックス】

2019/12/10(火) 18:00配信

THE DIGEST

 日本のプロバスケットボールリーグ、Bリーグは今季で設立4年目を迎えた。同リーグは年を追うごとに成長を続け、ネームバリューのある外国籍選手たちも増加。そのなかにはNBAでプレー経験のある選手も少なくない。今シーズン、Bリーグで戦っている元NBA選手たちはどのような経歴で日本にやってきたのか。そして、どんな活躍を見せているのか――。

 第1弾はBリーグ初代王者でもある宇都宮ブレックス。3年ぶりの王座奪還を狙う日本屈指の強豪は、第10節(12/7-9)終了時点で14勝4敗とB1東地区首位に立っている。このチームには日本バスケ界のスーパースターと、8年間のNBAキャリアを誇るベテランが在籍しているのだ。

 まずは日本人初のNBAプレーヤーとなった田臥勇太だ。2004-05シーズン、当時24歳のスピードスターはフェニックス・サンズと契約。スティーブ・ナッシュ、リアンドロ・バルボウサに次ぐ3番手ポイントガードとして4試合に出場し7得点、4リバウンド、3アシストのスタッツを残した。シーズン途中に解雇されたが、3ポイントを含む7得点をあげた2004年11月3日のアトランタ・ホークス戦は、日本バスケ史に永遠に受け継がれる試合であろう。

 なお、開幕ロースターには残れなかったものの、2003-04シーズンはデンバー・ナゲッツで3試合、2005-06シーズンはロサンゼルス・クリッパーズでプレシーズン7試合に出場している。
 
 2008年に帰国するとJBLのリンク栃木ブレックス(現Bリーグ、宇都宮ブレックス)に入団。10月に39歳を迎えるも、持ち味のパスセンスとボールへの執着心の強さは健在で、コートに立てば確かな存在感を放っている。12年目の今季は開幕から先発で起用されていたが、11月中旬から戦列を離れ、12月にチームが左膝半月板損傷であることを発表。手術を受けて復帰時期は未定となっている。

 もう1人は今季チームに加わったシャブリック・ランドルフ。208㎝のビッグマンはNBAで8シーズン、146試合の出場で平均2.3点、2.4リバウンドの成績だった。2005年にデューク大からドラフト外でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団し、アレン・アイバーソン、ルー・ウィリアムズ(現ロサンゼルス・クリッパーズ)らとプレー。その後はポートランド・トレイルブレイザーズ、マイアミ・ヒート、ボストン・セルティックス、サンズに在籍した。

 2015年を最後にNBAから離れ中国リーグのCBAへ。2018年の試合では1試合52得点を叩き出すなど、リーグを代表する選手として活躍した。今季加入した宇都宮では4試合で平均6.5点、3.8リバウンド。10月26日の富山グラウジーズ戦では4本の3ポイントを含む15得点をあげて勝利に貢献している。

 36歳のベテランは当初、ライアン・ロシタ―、ジェフ・ギブスに次ぐ第3の外国人選手扱いだった。ただ12月にロシターが日本国籍を所得したことによって、今後は出場機会が増える可能性もありそうだ。

 両者ともNBAでは強いインパクトは残せなかったものの、世界最高峰の舞台でプレーした経験は何物にも代えがたい。元NBA選手を擁して再びリーグ王者へ――。ブレックスと彼らの挑戦は続く。

文●鳴神富一(スポーツジャーナリスト)

最終更新:2019/12/10(火) 18:18
THE DIGEST

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