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国産プレミアムSUVを代表する「トヨタ・ランドクルーザー」 登場から68年の歴史を振り返る

2019/12/10(火) 17:50配信

Auto Messe Web

ATモデルも登場しプレミアムSUVの先駆けに

 ワゴン系の55系ランクルの後継車として登場した60系ランクルは、大柄な4ドアのロングボディで、リアゲートは横(観音)開きのほか、上下開きゲートも設定。近代的なステーションワゴン風のフォルムを採用し、パワートレインはガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに直列6気筒が主役だったが、4気筒ディーゼルもラインアップされた。

 ワゴンに初めてディーゼルエンジンを用意したほか、4速ATも設定。ハイルーフタイプには電動サンルーフも用意されている。60系ランクルはファンから「ロクマル」の略称で親しまれ、プレミアムSUV市場の足場を築くことに成功した。

新サスペンションの採用で乗り心地が向上

 60系の販売の中心はオーストラリアや中近東など、海外だった。が、日本でもアウトドアブームを追い風に、SUVのワゴン派が増加。この機を捉え、89年秋の東京モーターショーに出品したのが後継モデルとなる80系ランクルだ。ラダーフレームを受け継いでいるが、その上にひと回り大きな4ドアボディを被せた。サスペンションは、リーフタイプから4輪ともコイルスプリングのリンク式リジッドアクスルに進化し、快適性は大幅に向上。89年12月に発売を開始した。

 バンは直列6気筒のディーゼルエンジンだったが、ワゴンは4リッター直列6気筒OHVを搭載。92年にはワゴンのエンジンを4.5リッター直列6気筒DOHCにグレードアップし、電子制御4速ATを組み合わせた。96年から前席エアバッグシステムやABSを標準装備したことも大きなニュースとなった。また、本革シートを設定するなど、乗用車ムードの仕立てとなって高級感もアップ。ちなみにワゴンの駆動方式は、クラス初のフルタイム4WDを採用している。

レクサスでの販売も視野に入れ高級化

 1998年1月に100系ランクルが登場。レクサスブランドでの販売を視野に入れた100系は、ついに余裕あふれる4.7リッターV型8気筒DOHCを搭載する。同時にバンが積む直列6気筒ディーゼルも4バルブ化してドライバビリティを向上。サスペンションも卓越した走破性と快適な乗り心地を両立させるため、ダブルウイッシュボーンと縦置きトーションバーの組み合わせ。トップグレードは、3段階調整式のアクティブハイトコントロールサスペンションや電子制御のスカイフックTEMSを採用した。

 また、ステアリングギアはラック&ピニオン式となり、99年夏からは挙動安定制御システムなどの電子制御安全デバイスを積極的に採用。トップグレードとして加えられた「シグナス」は、レクサスのランクル版である。

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最終更新:2019/12/10(火) 19:50
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