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「日本による配備」だからこそ高まるリスク。「もし先制奇襲核攻撃を受けたら」を考える

2019/12/10(火) 8:33配信

HARBOR BUSINESS Online

前回までのおさらい

 前回、秋田放射能測定室「べぐれでねが」 のめたぼ氏から陸上自衛隊新屋演習場付近からの空撮写真を提供していただきましたので、その写真をもとに秋田配備イージス・アショアが先制奇襲核攻撃を受けたときに生じる被害見積もりをしました。

 今回から、ご紹介する文献、映像資料を基により詳細に、秋田配備イージス・アショアが先制奇襲核攻撃を受けたときに秋田市民が体験するであろうことを論じます。今回は、想定条件と基礎文献、映像資料の紹介となります。

 イージス・アショア日本配備が、日本の弾道弾防衛に全く意味が無いことと、その正体は、合衆国弾道弾防衛専用であることについては、昨年8月から本シリーズで厳しく指摘した後に、多くの専門家やジャーナリストが論じています。合衆国では、日本を巨大イージス駆逐艦にする=使い捨てのレーダーピケット艦(Kamikaze迎撃における被害担当艦)にすると公言されていること*についても、HBOLにて横田一氏が報告し**、本シリーズバックナンバーでも解説しています。
〈*Shield of the Pacific: Japan as a Giant Aegis Destroyer, Thomas Karako, CSIS Briefs, 2018/05/23〉
〈**イージス・アショアの秋田・山口配備は「米国の基地を守るため」!?, 横田一, HBOL, 2019.06.28〉

 弾道弾早期警戒能力、迎撃能力、指揮統制能力、報復核戦力が先制奇襲核攻撃において最優先の攻撃目標となり、それは核抑止力の信頼性確保のための定石であることは核抑止におけるイロハのイ*ですが、これについても本シリーズバックナンバーで論じておりますのでここでは紙面を割きません。
〈*但し、保有する核戦力すべてを先制奇襲核攻撃で用い、相手を完全に焼き払うという主張もある。全面核戦争は最終戦争であり、その後の駆け引き、交渉は一切無く絶滅しなかった方が勝ちと考えれば合理的ではある〉

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最終更新:2019/12/10(火) 8:33
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