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第一印象はたった数秒で決まる!【メラビアンの法則】

2019/12/11(水) 7:32配信

日本の人事部

メラビアンの法則

「メラビアンの法則」とは、人の第一印象は出会って数秒以内に決まり、また視覚情報による印象が評価に大きく影響するという概念のこと。アメリカ合衆国の心理学者、アルバート・メラビアンによって提唱されました。メラビアンは実験により「聞き手への影響力は言葉以外によるものが圧倒的に高い」ことを説き、第一印象に影響をもたらす内訳は、見た目や表情などの「視覚情報」が55%、話し方や声の大きさなどの「聴覚情報」が38%、話の内容といった「言語情報」が7%の割合だとしています。

人事が重視する点は、笑顔、熱意、素直さ。その面接に妥当性はあるか?

新卒採用で面接を行うとき、人事担当者は学生のどのような要素を見ているのでしょうか。知識の有無や自己PRの内容、それとも企業や業界に対する理解の深さでしょうか。マイナビが企業を対象に実施した「2020年卒 マイナビ企業新卒採用予定調査」によると、人事が面接時に特に注視しているポイントの1位は「明るさ・笑顔・人当たりの良さ」で59.1%、2位は「入社したいという熱意」で43.5%、3位は「素直さや伸びしろ等の成長可能性」で43.1%でした。以降も「職場の雰囲気に合うか」「まじめさ・誠実さ」と続き、上位のほとんどが非言語情報によって占められています。

一方で、「技術的・専門的な知識」は5.2%、「自己紹介・自己PRの内容」は11.4%、「企業・業界理解の深さ」は9.7%。論理的であることが求められるはずのビジネスシーンでも、言葉以外の要素が聞き手に大きく影響していることがわかります。

しかし、近年ではこうした傾向に異を唱える動きも見られます。神戸大学大学院准教授の服部泰宏氏による著書『採用学』には、面接による採用は妥当性が低いことが記されています。面接がきちんと構造化され、応募者への質問も評価方法もマニュアル化されていれば、面接は意味を持ちます。しかし、面接官の主観が大きく作用するフリートーク型の面接では、非言語情報に評価が左右されてしまい、本来であれば落とすべき人を合格にし、合格にすべき人を落とすという損失が発生しやすくなります。

このようにフリートーク型面接の妥当性が低いことが唱えられているにもかかわらず、これまでその方法で採用してきたからと、面接の設計が改善されないまま今も続いているのが多くの日本企業の現状ではないでしょうか。自社のハイパフォーマーに共通するスキルや素養をきちんと分析し、非言語情報にまどわされない面接設計を行うことが大切です。

最終更新:2019/12/11(水) 7:32
日本の人事部

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