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【ヒットの法則80】レクサスISはブランドのスポーツイメージを牽引する期待の星だった

2019/12/11(水) 6:31配信

Webモーターマガジン

ボディサイズはアウディA4とほぼ同じ

2005年8月30日に日本で開業したレクサス。まずは3モデルでスタートしたが、中でも注目を集めたのは、「インテリジェントスポーツセダン」としてスタートした「IS」だった。ここでは開業直前に明らかになったその詳細を改めて振り返ってみたい。その期待の大きさがよくわかるはずだ。(以下の記事は、Motor Magazine 2005年9月号より)

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いよいよ、その詳細が明らかになったIS。実際にそのアピアランスを見ると、厚みのあるアンダーボディにガラスエリアのコンパクトなキャビンを乗せていて、飛び切り精悍なイメージになっていた。

ボディサイズは全長4575×全幅1795×全高1430mm。これはアウディA4とほぼ同等。最新のBMW3シリーズはやや幅が広いものの、メルセデス・ベンツCクラスよりも格段に大きいという、現代欧州のDセグメントのど真ん中というディメンジョンである。

基本骨格のベースはクラウンにあるわけだが、ホイールベースは短縮されていて2730mm。ちなみにこれは3シリーズとCクラスのほぼ中間に位置する。

運動性能の向上に大きな効果があるとされるオーバーハングの短縮に関しては、ISよりも全長が短いのにホイールベースが長い3シリーズの方が徹底していると言えるが、見た目の凝縮感、もっと平たく言えば「走りそうな雰囲気」はISの方が色濃い。

特にそう感じさせるのがフロントまわりの造形だ。ボンネットからグリルに向かう大胆なVラインと、切れ長のヘッドライトで軽快さを醸し出す一方で、前後異サイズのタイヤを収めるフェンダーは大きく張り出している。しかも太いショルダーラインが後方に向けて強いウエッジシェイプを描いているから、非常に躍動感が強い。

こうした、かなり絞り込みの強いスタイルの上、サイドのグラスエリアも上下方向が狭い(前後方向に長いのはレクサスのデザインキューのひとつ)。それにフロントウインドウも高めのカウルトップと相まって上下方向に狭く、キャビン空間はそれなりにタイトな印象だ。

しかしそれでもリアシートの居住性などはキチンと考えられており、実用上十分な足下空間は確保されている。元来このくらいのサイズでFRとなるとパッケージが煮詰まってくるのは当然で、ISには3シリーズやCクラスに似た包まれ感があった。

ただし、トランクルームはちょっと小さめだ。容量は378L。ここはランフラットタイヤの採用でアンダーフロア収納も含め460Lの大容量を確保した3シリーズに一歩譲る。ちなみにランフラットはGSとSCには設定があるが、ISにはない。単に省スペースではなく、安全面にも効果のある装備なので今後に期待したいところだ。

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最終更新:2019/12/11(水) 6:31
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