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大本命リバプールか、それとも“連覇”を止める強者が現れるか。今夜開幕FCWC制覇を狙う王者たち

2019/12/11(水) 14:28配信

footballista

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クラブ世界一を決めるFIFAクラブワールドカップ(FCWC)の季節が今年もやってきた。開催地は昨年までのUAEから同じ中東のカタールへ。大本命であるリバプールの戴冠か、それとも欧州代表の“7連覇”を阻止するクラブが現れるのか。地上波日本テレビ系とBS日テレにて全試合独占生中継される今大会の出場7チームを紹介しよう。

ますます勢いが止まらない欧州王者の最大の敵は「己自身」

欧州王者|イングランド
LIVERPOOL
リバプール
14年ぶり2回目
監督 ユルゲン・クロップ(52歳/ドイツ)

 トッテナムとの同国対決を制し04-05以来となる欧州制覇を遂げたリバプール。その勢いはこの19-20シーズンに入り、ますます加速している。

 今季公式戦での敗戦はCLのGS第1節ナポリ戦のみ。開幕から16戦無敗(15勝1分)を継続中のプレミアリーグでは、連覇中の王者マンチェスター・シティとの直接対決にも勝利(第12節/3-1)し首位を快走。CLでもGS突破を決め、カラバオカップでも準々決勝まで勝ち上がっている。

 彼らの強さについてはすでにいろいろなところで分析されているが、凄さを一言で言い表すなら「わかっていても止められない」ところだろう。メインキャストの顔ぶれや大枠の戦い方は昨季からほぼ変わっていない。それでも、相手の対策をもろともせずゴールをこじ開けてみせる。それこそがパフォーマンスの再現性に繋がっている。

 そんな彼らにとって、最大の敵は己自身になるだろう。前述のカラバオカップの日程変更が承認されなかったために、2チーム編成で両大会を戦うという異例の対応を強いられることに。主力組はFCWCに注力することになるが、長距離移動や環境の変化もある中でどこまでパフォーマンスを落とすことなくプレーできるか。主力とともに帯同するハーベイ・エリオットら若手の活躍にも期待したいところだ。

ブラジルが忘れかけていた超攻撃的スタイルで狙うは「38年前の再現」

南米王者|ブラジル
FLAMENGO
フラメンゴ
初出場
監督 ジョルジュ・ジェズス(65歳/ポルトガル)

文 沢田啓明

 超攻撃的スタイルで38年ぶりに南米王者となり、国内リーグも圧倒的な強さで制覇した。

 アンカーを置く[4-1-3-2]のフォーメーションで、序盤からGKとCBを除く全選手が激しく動いてスペースを作り、優れた技術と高度な連係で決定機を作る。ボールを失っても、すぐに取り戻して攻め直す。リードを奪っても手を緩めず、情け容赦なく攻め続ける。

 守備の中心は、クレバーで「チアゴ・シウバ2世」と呼ばれるロドリゴ・カイオと屈強なアンカーのウィリアン・アラン。2列目中央で相手ボールを奪い、両サイドにパスを散らすジェルソンもキーマンの一人。攻撃では、ブルーノ・エンリケが超高速ドリブルで左サイドを切り裂き、CFガビゴール(コパ・リベルタドーレスと国内リーグのダブル得点王)が左足から強烈なシュートを叩き込む。カイオ、エンリケ、ガビゴールらは現役ブラジル代表だ。

 チームを率いるのは、ベンフィカなどで実績を残した老練なポルトガル人指揮官ジョルジュ・ジェズス。近年、ブラジルのクラブが忘れかけていた攻撃的スタイルを復活させ、リオでは文字通り神様扱いされている(「ジェズス」はポルトガル語で「イエス・キリスト」を意味する)。ファンは、1981年にジーコが率いたチームがリバプールを倒してクラブ世界一となった偉業の再現を熱望している。

 注目点は、南米を席巻した攻撃力が世界のトップクラブにどこまで通用するのか、に尽きる。

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最終更新:2019/12/12(木) 11:13
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