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大本命リバプールか、それとも“連覇”を止める強者が現れるか。今夜開幕FCWC制覇を狙う王者たち

2019/12/11(水) 14:28配信

footballista

アジア制覇の陣容に+α。決勝進出に足るポテンシャル秘める

アジア王者|サウジアラビア
AL-HILAL
アルヒラル
初出場
監督 ラズバン・ルチェスク(50歳/ルーマニア)

文 河治良幸

 ACLのファイナルで終始、浦和レッズから主導権を奪って合計スコア3-0でアジア王者に輝いた。西アジアのクラブとしては2011年のアルサッド以来、8年ぶりにアジア王者としてのFCWC参戦となる。

 特徴は高い位置からボールを奪いうディフェンスと、ペルー代表の技巧派MFカリージョを起点とした迫力ある仕掛けだ。前線には元イタリア代表ジョビンコ、元フランス代表ゴミスと個の力では欧州でもトップレベルのタレントがそろい、積極的にゴールを狙う。また、ACLでは外国人枠の関係で起用できなかったブラジル人の大型MFカルロス・エドゥアルドもエントリーできるため、ルチェスク監督がどういう布陣でまずアフリカ王者エスペランスとの準々決勝に臨むか注目される。

 最大のキーマンはカリージョだ。ボールタッチが独特でポジショニングも巧妙。日本代表DF橋岡大樹など浦和レッズの選手も、対戦して最も驚いた選手として一番に彼の名前を挙げた。またキック精度の高いボランチのアル・ファラジュ、俊足を誇る右SBのアル・ブレイクなどサウジアラビア代表の主力クラスが良質な外国人選手の周囲を固め、元FC東京のチャン・ヒョンスもライン統率と球際の強さでチームを支えている。

 高い位置でゲームを進めるのが基本だが、押し込まれても一発のカウンターで打開できるのは世界と戦う上での強み。初戦のアフリカ王者に十分対抗できる組織力、タレント力を備えるが、目標はその先。南米王者のフラメンゴを破って決勝にたどり着くポテンシャルは十分にある。

厚みのある前線が武器。勇猛果敢なメキシコの猛者

北中米カリブ王者|メキシコ
MONTERREY
モンテレイ
6年ぶり4回目
監督 アントニオ・モハメド(49歳/アルゼンチン)

文 池田敏明

 2011年から3大会連続でクラブW杯に出場し、2012年大会では3位に入賞したモンテレイ。今回が6年ぶり4度目の出場となる。19-20シーズンの前期リーグでは1試合平均3万7000人以上を集客するなど、地元モンテレイの街では屈指の人気を誇るクラブだ。

 2019年のCONCACAFチャンピオンズリーグでは、準決勝でスポーティング・カンザスシティを2戦合計10-2で下すなど危なげなく勝ち進み、決勝では同じ街のライバルであるティグレスとの激闘を2戦合計2-1で制して優勝を飾った。当時チームを率いていたディエゴ・アロンソ監督は国内リーグでの成績不振によって解任されたが、アントニオ・モハメド監督の下で復調し、大会後には帰国してリギージャ(プレーオフ)の決勝を戦うことになっている。

 基本的な布陣は[4-4-2]で、ボールを保持しながら人数をかけた多彩な攻めを見せる。フィニッシュシーンではゴール前に多数の選手が進入するなど、果敢な姿勢が注目ポイントの1つだ。現役メキシコ代表のロドルフォ・ピサロやヘスス・ガジャルド、元コロンビア代表ドルラン・パボンらに加え、7月にはオランダ代表歴を持つビンセント・ヤンセンも加入。前線の層はさらに厚みを増している。

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最終更新:2019/12/12(木) 11:13
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