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【K-1】12.28 名古屋で野杁正明、欧州の超強豪に「何もさせずにKOする。ハッサンは“試合を支配して勝つタイプ”。僕は“倒すスタイル”」

2019/12/11(水) 13:52配信

ゴング格闘技

 2019年12月28日(土)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される“K-1冬のビッグマッチ 第2弾 名古屋”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」の[スーパーファイト/ K-1ウェルター級/3分3R・延長1R]で、ハッサン・トイと対戦する野杁正明が12月10日、神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて公開練習を行った。

【写真】KRESTで力強い打撃を披露する野杁

 野杁は2019年3月「K'FESTA.2」でvs日本人無敗のジョーダン・ピケオーと対戦するも惜しくも敗戦。再起戦となった8月のK-1大阪大会でスイスのサミ・ラミリから貫禄の2RKO勝ちを収め、今回はウェルター級での王座奪還と2階級制覇に向けて、地元・名古屋で欧州の強豪ハッサン・トイと対戦する。

 公開練習ではパンチに加え強烈な右ロー、ミドルを叩き込んで好調振りをアピールし「コンディション特に変わりもなくといった感じです。疲労も溜まってて、その中で良い練習が出来ている感じですかね。KRESTでは本当に伸び伸びやらしてもらってるんで、充実した練習環境です」とKRESTに移籍して3戦目ということもあって、よりリラックスした状態で調整も進んでいる。

 ハッサンはヨーロッパや中国を中心に数々の強豪と対戦し、かつてK-1でも活躍したイリアス・ブライドにも勝利(2018年3月にWu Linfeng -67KGトーナメント決勝でスプリット判定勝利)している超強豪。2017年以降は10勝3敗1分。3つの黒星はいずれも超強豪のみで、2017年7月にシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)に判定負け、2018年1月にアルビ・エミエフ(ロシア)に延長Rスプリット判定負け、そして2019年1月にジョムトーン・チュワタナに判定負けとフィニッシュはさせていない。2017年8月の「Krush.79」で野杁が2R KOに下しているディエゴ・フレイタスにも判定勝ち(2018年12月)しており、ともにワールドクラス同士の戦いとなる。

 佐藤嘉洋・K-1名古屋大会特別実行委員も「ハッサン選手は間違いなく世界レベル。野杁正明とジョーダン・ピケオーを混ぜたようなファイトスタイルで、伸びのある打撃に加えて接近戦でのヒザ蹴りもうまい」と絶賛するほど。しかし野杁はハッサン攻略に絶対の自信を見せる。

「ハッサンは身長もデカくて身体付きも良い。でもタイプ的には僕と似たようなタイプなんで、どちらが自分の戦い方を貫けるかが勝負の鍵になってくると思います。(どこが似ている?)お互い前に出るタイプで、その中で跳びヒザを狙ってきたり、そういうところが似てるかなと思いますね。

(ハッサンはKO負けのない選手だが)そういう相手だからこそ倒さないと意味がないですよね。そういう相手に判定で勝ったところで強さの証明は出来ないと思うんで、僕はあくまでもKOにこだわってます。勝ち方とかじゃなくて、とにかく倒して勝つこと。ダウンは最低条件ですね。難しい相手だと思われているかもしれないですけど、全然攻略するポイントも分かってますし、穴も見つけたんで、そこが上手くハマれば(KO勝ち)ですね。

ハッサン選手は“試合を支配して勝つタイプ”なんで、僕はそうじゃなくて“倒すスタイル”だぞ! 見とけよ! って感じですね」

 強豪ハッサンとの対戦を前にしてもKOに強いこだわりを見せる野杁。ピケオー戦で中量級の耐久力を肌で感じた一方、“進化する怪物”の飽くなき探究心は留まるところを知らない。

「本当に今は自分のスタイルを確立させて、どの技でも倒せる練習をしてます。練習の中でちょっと違うタイプの技だったりも取り入れていて、場面場面でそういうところが出せれば、また違った野杁正明が見せられるんじゃないかなと思います。

その違った野杁正明は自分で考えたのもあるんですけど、やっぱり渡辺雅和さんだったり上松大輔さんだったり高萩ツトムさんだったり、トレーナー陣の方が凄くチームのために色々と考えてくださります。それを自分の中でも色々とチョイスしながら考えてやっています。3月にピケオーとやったから、という訳ではないですけど、そこで反省点も色々見つかりましたし、それを活かすためにもそういう練習を常に心がけてますね。

(ウェルター級ではハッサンのように身体の大きな相手と戦うこともあるが?)KRESTにも大きい選手がたくさんいますし、その方たちとスパーをやっても全然圧力負けとかパワー負けはしません。ウェルター級でも普通にパワー勝負して勝てると思うんですけど、そこだけだと引き出しが少ないんで。さらに見せ場を作るためにも新たな姿を見せることが僕の中でのテーマ

。ずっと同じスタイルの選手じゃ見ていて面白くないんで、進化した姿を見せることで驚きだったりをファンの人に与えたい。僕はそこを目指してます。この試合も決まる時は全然一瞬で決まると思います」

 ウェルター級ではピケオーがタイトル挑戦の最有力候補と見られている中で、城戸康裕が空位のスーパー・ウェルター級のトーナメント開催も提案した。野杁は「今のところスーパー・ウェルター級に階級を上げるつもりはないですし、まだそこは早いかなって感じがします。ウェルター級には外国人選手でもたくさん強い選手はいますし、そこは僕は中途半端なことはしたくないっすね」と照準はウェルター級のベルトのみに定めている。

 となれば互いに好調を維持している木村“フィリップ”ミノルとの4年越しの再戦も見たいところ。野杁自身も「もしそのカードが組まれれば、僕としては全然やります」と対戦に意欲を示す。

「ミノルくんも波に乗ってますし、タイミングが良い時にやりたいですね。試合が決まるのはタイミングだと思うんで、お互いの良いタイミングでやって、また盛り上がったら良いかなとは思います。

(次の3月はタイミング的には?)3月(22日)の『K'FESTA.3』には絶対に出たいと思っているし、おそらくそこでピケオーがタイトルマッチをやるはず。ウェルター級で誰とやるんだ? となった時に、そこで良い話が来れば僕はミノルくんとやるのはありかなと思います」

 野杁の呼びかけで始まったKRUSH名古屋大会。そのリングで圧倒的なパフォーマンスを見せ続け、今年はついにK-1が名古屋の地で開催されることになり、野杁の今大会にかける想いは並々ならぬものがある。

「僕の試合はもちろんなんですけど、大会自体が盛り上がらないと第2回・第3回と名古屋で大会が続くのが難しくなる。そこは本当に全選手が一丸となって、K-1名古屋大会を盛り上げる気持ちを持たないと。1回止まりは僕も嫌ですし、せっかく名古屋KRUSHから始まって、やっとK-1が開催出来ることになったので、その中でも僕は一番盛り上がる……というか、みんなが引くぐらいのKO劇を見せて存在をアピールしたいなと思ってます」

 最後に「ハッサン選手は強い選手なんですけど、何もさせずにいつも通りのKO劇を見せるんでぜひ楽しみにしててください」とファンにメッセージを送った野杁。難敵ハッサン・トイを攻略し、宣言通りの戦慄KOで名古屋のファンに衝撃を与えることができるか?

最終更新:2019/12/11(水) 13:52
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